「ヒロシ(芸人)」 の由来
消えていくのか再登板なのか・・・まったくハッキリしない芸人さんです。
いや、それは神のみぞ、芸能界を仕切るドンのみぞ知るわけで、本人はそりゃ残りたいに決まっているでしょう。
自身の日常や失敗談を題材とするいわゆる自虐ネタを得意とし、ポケットに手を突っ込み上目使いで「ヒロシです」と名乗るのが基本的なスタイル。
うつむきながら九州弁で愚痴を一言言って笑いをとる。
「ヒロシです」が3回以上繰り返される事でネタは終了。
ってことで今日取り上げるのは「ヒロシ」さん。
さんはいらないか。なんとなく。
ヒロシは熊本県出身でサンミュージック企画所属のピン芸人。
本名は齊藤健一(さいとうけんいち)さん。全然ヒロシじゃない!
デビュー時は吉本興業福岡事務所に3年間所属していたのだそう。
その後上京し、ワタナベエンターテインメント所属時は「ベイビーズ」というコンビを組んでいたとか。
その時代は考えられないことにキレ芸だったといいます。
コンビ解散後、東京都三鷹市で3年間ホスト生活。源氏名は「冴神 剣(さえがみ けん)」。
これでもヒロシは出てこない。殺し文句は「あなたの心を一刺し」。
そんなんで売れていたのか?という突っ込みどおり最高月収は8万円程度だったらしい。
しかし、その時の芸風(とよんでいいのか?)をいかすことで芸能界でブレイクするのでした。
それが・・・「ヒロシです」。
■「ヒロシ」という芸名の由来
この彼の人生になんの共通項も見出せない「ヒロシ」という芸名についてはフリーアナウンサーの生島ヒロシさんに由来するのだそうです。
生島さんといえば、宮城県気仙沼市出身の元TBSアナウンサー。
現在はフリーの他、タレント、ファイナンシャルプランナー、東北福祉大学客員教授。
さらに、株式会社生島企画室代表取締役会長とたくさんの肩書きを持つマルチなお方。
そんな生島さんとどんなご関係が・・・
それが、たまたま家にあった雑誌の表紙に生島ヒロシさんが写っていたのがきっかけで特に関係はないのだそうです。
そのこだわりのなさを象徴しているのが次のお話。
サンミュージックプロダクションに所属したときにはすでに「HIROSHI」という同名のミュージシャンがいたのだそう。
その為「ヒロシ」は、短い期間だけながら「カズヤ」という芸名で活動していたといいます。
そんな軽さながら、このことは当の「生島ヒロシ」さんも了承しているとの事。
なんだか「ヒロシ」のことを書いているはずが、今日は「生島ヒロシ」さんの人間の大きさと心の広さばかりが際立ってしまった気がします。
友人にヒロシにそっくりな人がいます。
顔や髪型などではなく「佇まい」が似ているのです。
いつも哀愁を漂わせていて必要最低限しか喋らず、そのスタイルを終始崩すことはありません。
考えてみたら「ヒロ」まで名前は一緒!今気づきました。
でも名前が似ているからってなにか関係があるのかと聞かれたら
今日はハッキリと何も関係はない、あるはずはないと答えることでしょう。
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