「キューピー」 の由来
「キューピー」 の由来についてまとめたエッセイです。由来だけ手っ取り早く知りたい人は下のほうまで飛ばして読んでね。
小学校のときに好きな女の子がいたのですが、その子は他の男の子が好きだと風のうわさで聞いていました。
それがモテモテの男子なら納得できたのですが、その男子のあだ名が「キューピー」だったものだから、なんとなく私は納得がいかなかったものです。
目がギョろっとしていてどことなくハーフの気があり美白に近い色白、髪の毛は薄いのでモヒカンのようにも見えなくもない。
確かにかわいらしいビジュアルでいつもニコニコしていたからキューピーのように人気があったのかもしれない。
でも本人には少し影があって後々はヤンキーの方面へと進んでいった。
・・・んん、好きだった女の子より、その子が好きだった男の子の話になってる・・
その恋はそんなわけでかなわなかったわけだが、自分に「キューピー」ってあだ名を付けられることを思えば、今になったらどうでもいい話かもしれない。
■「キューピー」の由来
キューピーといえばあのマスコット人形や、マヨネーズ、三分間クッキングですが、これらは食品メーカー、「キユーピー株式会社」関連のもの。
キユーピー株式会社は1919年11月30日「食品工業」として設立されました。
1957年9月に現在の社名に改称。
「キューピー」は当時流行していた人形からとったものでお年寄りから子どもまで、幅広く愛される商品にしたいとの願いを込めて命名されました。
ちなみに会社名の「キユーピー」の「ユ」が大文字なのは、デザイン上のバランスから。
そのキューピー人形がどこからきたかというと、1909年の米国。
画家のローズ・オニールさんによって、キューピッドを元に製作されました。
「キューピー KEWPIE」という名を創作したのもオニールさん。
「ローマ神話に登場するキューピッドCUPIDは、人々のこころにいたずらをするけれど、わたしのキューピーには愛だけをはこんでほしい…」といった願いがあったのだそうです。
そこから陶磁器製の人形が作られ、それが後にセルロイド製となり、最終的にソフトビニール製となって世界に浸透していきました。
その著作権を、日本キューピークラブがローズ・オニール遺族財団から譲り受けます。
食品メーカー、キユーピー株式会社(「ユ」の文字が大きい)はというと、1922年に「キユーピー」の文字およびイラストを商標登録していました。
このため1998年、日本キューピークラブが食品会社のキユーピーマヨネーズのキャラクターに対して、著作権侵害の裁判を起こすということがあったのだそうです。
まぁ現在のアイフォンの特許裁判のようなものなのでしょう。
キューピーさんは昔から世界中でみんなに愛されてきたようです。
愛されたキャラクターが西洋のものであったことから日本では後々にトラブルとなりました。
それも、我々がキユーピーはマヨネーズから来ているのではないかと思うほど好評を博したからに他なりません。
それでも小さい頃のあだ名にされるなんてことは、私のプライド的に受け入れられません。
私にとって「キューピーさん」は愛のキューピッドになることはありませんでした。
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