「ブルドックソース」

変わるもの変わらないもの世の中にはたくさんの商品があふれていますが、その動向、移り変わりは早いものですよね。
もちろん求められるのは人気商品であること。
唯一無二の存在になることで、それが延命の絶対条件となります。
それはもちろん品質に始まり、そのビジュアルもそう、そしてもう一つ。
ロゴマークなんてものも結構気になりませんか?
そこにコマーシャルやらキャッチフレーズなんてものがうまくマッチすると、本来上位にランクされるべき上記の品質うんぬんを凌駕してしまったりなんてことがまれに起こりうるのです。

今日はそんな一例。
「ブルドッグソース」について。
私が今も愛用する商品の中でも、群を抜いて記憶に古い商品がこれであります。
物心ついたころからこれ。
顔も味もしょうゆよりソースの私にとっては必需品でありました。
あの微妙な表情のブルドッグ。よくよく考えてみたらソースと犬??
何の関係があるのだろうか?と今更考えたりして、調べてみたわけです。

なんでソースがブルドック??

調べてみたら「ブルドックソース株式会社 BULL-DOG SAUCE CO.,LTD.」1902年(明治35年)創業。
ってことで・・会社名がブルドック。これは知りませんでした。
商品名かと思っていました。
しかも何回か曖昧に「ブルドッグ」って書いてしまっています。
商品についても、普通のソース以外にも、クッキングソース、お好み焼きソース始め、パスタや材料セット、発芽玄米などその取り扱い商品は多岐にわたり、しかもそれぞれにロゴマークが入っているということが判明いたしました!(皆さんはもちろんご存知ですよね 汗)

名前の由来

ソース発祥の地であるイギリスではブルドッグはシンボル犬として愛されているから。
というのが由来なのだそうです。

また、ソースが日本の家庭に馴染んできた大正末期にブルドッグがペットとして人気を集めていたのだそうです。
そこで、ソースのおいしさもこのペット同様に人々に広く愛されるようにと、商品名を「ブルドック」として採用、マークとしたとか。
驚きです。
何が驚きなのでしょうか?
私はソースは国産商品だと思っていました!
よく考えてみれば、たしかに「ソース」って英語だけど・・

ということで緊急特別企画 ソースの由来

「塩で味付けした」という意味のラテン語である「salsus」が転じた言葉だそうです。
更にこの「salsus」の「sal」は「salt ソルト」の語源だそうです。
なるほど。
日本に入ってきたのはフランス語の「sauce」が英語経由でだそうです。
明治始めの頃の話で、その時は「洋醤」「新味醤油」という名前で発売されたそうです。
恥ずかしながら私は、ブルドックソースの由来よりも、「ソース」のルーツに驚きました。




著者: tossie
居住地域:北関東 年齢:70年代生まれ 趣味:釣り、散策 言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。 ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。 プロフィール詳細 Twitterでフォロー

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