「グレる」 の由来
不良という言葉はどうかなと思いますが、ヤンキーと呼ぶと逆に呼ばれるほうがお調子にのってしまう気がします。
ずいぶん前に暴走族を珍走団とよぼうなんて企画を警察が出した(呼び名が格好悪ければやめるのではないというお話)な~んて記事を地方の新聞で見かけた気がするのですが、未だに暴走族と呼ばれているということは結局定着するには至らなかったようですね。
今日取り上げるのは「グレる」なんですが、この由来として想像できるのは、グレーくらいかなと思います。
白でもなく黒でもなくグレー。
どちらにも転がるグレー。まだ染まりきっていないグレー。
そんな風に社会が温かく見守ってあげれば彼らの公正も早いのかもしれないですよ。
みんないつかは大人になるのですからね。
■「グレる」の由来
少年・青年が、反抗的な態度、反社会的行動をとることをグレるといいます。
「グレる」はハマグリからその由来がきているのだそうです。
「グリハマ」とか「グレハマ」という言葉があります。
これは、ハマグリの貝殻をひっくり返すと合わなくなることをいいます。
一度バラバラにしてしまった貝殻は別のハマグリの貝殻と合わせようとしてもピッタリ合わないのだそうです。
そんなこと全く知りませんでした。
そういったことから物事が食い違うことや当てが外れることの意味に「グレハマ」が転じて用いられるようになりました。
その「グレハマ」のグレに活用語尾「る」が付き、動詞化されることで「グレる」がうまれたということです。
ただ、その経緯は様々で単純に「はまぐり」(蛤)を逆さまにした「ぐりはま」から「ぐりはまる」が生まれ「はま」が落ちることで「ぐりる」となり、それが後に「ぐれる」になったとも言われていますが、どちらでもやはり「ハマグリ」からきているのでそれほどの相違はありませんね。
「愚連隊(ぐれんたい)」から「グレ」がきたといった説も見つけました。
しかし、愚連隊については当て字であり、逆に「ぐれる」からきているというのが真実のようです。
ただ、「グレる」の意味をよく読んでみると、いい歳をした自分の生き方は未だにグレている気がします。
世間と合わない、多少ずれているという人は意外に多いのではないでしょうか。
ヤンキーや不良に比べたら歳がいってもやんちゃな人にはグレるを用いるなど住み分けだけできれば、まだまだいける言葉だと思います。
グレてる私だからこんなことを書いているだけなのでしょうか?
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