「タワーレコード」 の由来
CDが売れなくなって久しい。
最近の自分はというと、ミドルエイジに近づいてきて音楽を聴くという機会が減ってきたのでそれほど感じてはいないが、近くにあるCD製作会社などは大きな影響を受けているようでそこに務める同級生の口からはしばしば愚痴が聞かれる。
もちろんそれは音楽配信によって、専門店での店頭販売という「音楽」の販売形態が過去のものとなったためであると考えられるが、アメリカでは少し事情が違うよう。
音楽配信で音楽を「買う」人は2000年代前半ではまだ少数派であったという。
原因は、定価販売をする再販制度がないことで、ウォルマートやベスト・バイ等の総合ディスカウントショップがCDやDVDを薄利多売してレコード店の来店客を奪ってきたからである。
数年ではそういった影響はでないが、数十年にかけて続いたため結果、廃業に追い込まれるといった具合のようだ。
今日取り上げるタワーレコード(英: TOWER RECORDS)は、アメリカ合衆国を発祥とする大手CDショップ・チェーンであるが、やはりそのような理由から廃業に追い込まれた。
店舗廃業後のタワーレコードはオンライン店舗でCDやDVD、書籍などを販売している。
日本以外の各国でもフランチャイズを続けているらしい。
日本においてはタワーレコード株式会社(Tower Records Japan Inc.)が運営しているが2002年に売却されたことから米国法人との資本関係はないらしい。
私の青春時代は渋谷タワーレコードにあった。
といっても、音楽にそれほど知識があるわけではなく、あそこに通うとなんとなくオシャレといったステータス的な意味合いの方が大きかった気がする。
週末にはアーティストをよんだイベントが開催され、新譜が出ると他店にはない様々な特典が付いてくる。
渋谷を通るたびに、立ち寄ることはなくても気になる存在で、こういった負の影響下の中でも店舗を確認するとほっとするものである。
あの店舗から想像すると、その名前の由来は山積みされたCDからであろうとか塔のようにそびえるその店舗内が全て音楽で埋め尽くされているといった事実からかと想像していましたが、実は、アメリカで事業を始めた場所(ビル)の呼び名が「タワーシアター」であったことからきているのだそうです。
本当に意外ですね。
キャッチコピーは”NO MUSIC, NO LIFE.”
人は音楽がなくては生きていけない。それは事実かもしれない。
しかし、その音楽は何者にも縛られることがない。
その事実を我々は見せ付けられたのかもしれない。
NO MUSIC,NO LIFE. AD collective
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