「スキマスイッチ」 の由来

サントラってのが好きなんです。
サウンドトラックってやつですね。
劇中挿入歌って訳でいいのでしょうか。
特に気になるのは映画のサントラ。
映画のイメージもそれで決まってくる気がするし、スタジオジブリや「世界のたけし」映画の久石譲さんのように無くてはならない存在にまでなっている音楽も少なくありません。
種類は少し違うのですが、ケーブルテレビでサッカー中継を見ていたときにゴールシーンの特集で使われている曲がありました。
なんとも心地がよく、的を得ていてサッカーにピッタリ。しかも書き下ろしというではありませんか。
私はそこから、それまでそれほど聞いたことの無かった「スキマスイッチ」に興味を持ちました。

■スキマスイッチの由来

スキマスイッチは、大橋卓弥さんと常田真太郎さんによる音楽ユニット。
大橋さんはビートルズと德永英明さん、それとMr.Children、常田さんは槇原敬之さんと小林武史さん、そしてGRAPEVINEに大きく影響を受けているといいます。
一見まとまりのないようにみえる二人ですが・・・

「all songs written, arranged and produced by スキマスイッチ」という楽曲の歌詞カードの表記が示す通り、セルフアレンジ&セルフプロデュースで活動しており楽曲の提供やプロデュースも積極的に行っているそうです。
作詞と作曲の両方の作業を常に共同で行っているため、作詞者と作曲者が個人名義でなく「スキマスイッチ」もしくは「大橋卓弥/常田真太郎」なのだそうです。
こういったことからも曲づくりに対する思いの強さを伺えますね。

もちろん二人の方向性もあってなくては実現できない形です。
また、二人とも言葉を重要視するそうで、日本語を大切にしての楽曲作りを心がけているといいます。

そんなお二人の「スキマスイッチ」の名前については、面白いエピソードがあります。
あるとき二人が部屋を見渡したときに、そこにあった物の名称を一つ一つ手当たり次第に言ってみたのだそうです。
その時に言葉の響きにピンときたのが「隙間」と「スイッチ」。
紐をひっぱる「スイッチ」という言葉が先に出て、何かもう一つくっつけようということになりました。
そこで、襖や窓がきっちり閉まらずいたるところに「スキマ」が開いていたその部屋の特徴から「スキマ」という言葉がとびだし、その二つを組み合わせてできたのが「スキマスイッチ」とのこと。

ただ実はそこにも多少のこだわりはあったようです。
一つはとにかく意味のない名前にしたかったということ。
もう一つはカッコイイと思う名前にすると後々ダサくなるから、あえて初めからダサくしようということ。

ちなみに他の候補には「タタミスイッチ」や「コタツスイッチ」、「フスマスイッチ」などもあったといいます。
そちらのほうがかなりダサかったですね。

今現在の流行語から似た語句を見つかました。
それは「ステマ」。
一語違いですが、「ステマスイッチ」は勘弁ですね・・
と、今日は親父ギャグで失礼します。





著者: tossie
居住地域:北関東 年齢:70年代生まれ 趣味:釣り、散策 言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。 ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。 プロフィール詳細 Twitterでフォロー

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