「有機EL(ゆうきエレクトロルミネッセンス)」 の由来
朝のテレビ番組で照明の特集を見ました。
ソーラーパネルはもちろんのこと、金箔を反射させたシャンデリアなど度肝を抜かれるアイディアも登場し省エネについても考えさせられる素晴らしい内容でした。
その中でも私が興味を持ったのは「有機EL」というもの。
壁に貼るタイプの紙のような薄さのその商品は近い将来はこれが主軸となるでしょうという担当者の言葉の通り将来にわたる様々な活用法が考えられます。大いに期待です。
「有機EL」とは
ではそもそもその有機ELとはなんぞや?という話。
その名前は正確には、「有機エレクトロルミネッセンス(ゆうきエレクトロルミネッセンス)と言います。
簡単に説明すると、発光を伴う物理現象のこと。
発光原理は、陰極および陽極に電圧をかけることによって各々から電子と正孔を注入。
注入された電子と正孔がそれぞれの電子輸送層・正孔輸送層を通過し、発光層で結合するとのこと。
結合によるエネルギーで発光層の発光材料が励起され、その励起状態から再び基底状態に戻る時に光が発生するのだそうです。
んん~なんのこっちゃさっぱりです。本当に簡単な説明なのでしょうか?
有機発光ダイオード(ゆうきはっこうダイオード LED)や発光ポリマー(はっこうポリマー)といった製品も括り、それらの総称のことを意味する場合もあります。
少し「聞いたことのアル」単語が出てきました。
日本では慣習的に「有機EL」と呼ばれているそうで、次世代ディスプレイや私が今回テレビでみた、次世代照明技術としても期待されていると言います。
■「有機EL」の由来
現在もっともよく用いられている有機EL積層機能分離型デバイス発光素子は1987年に米イーストマン・コダック社(あの世界最大の写真用品のコダック)の鄧青雲さんとスティーヴン・ヴァン・スライクさん達によって発明されたのだそうです。
名前の由来については詳しくは分からなかったのですが、「エレクトロルミネッセンス」の説明については、蛍光体に電界を加えると発光する現象とあります。
発光ダイオードが点光源であるのに対し、エレクトロルミネセンスは面全体を均一に発光させることができるとういうのがその違い。
蛍光体に無機材料を用いるもの(無機EL)と有機材料を用いるもの(有機EL)があるそうです。
有機ELディスプレイは液晶や、プラズマディスプレイなどに代わる次候補の薄型ディスプレイとして期待されているそうでその市場規模はまもなく1兆円を超えるとも言われているとか。
数年後の家電量販店は大きく様変わりしているかもしれません。
解像度、フレキシブル、寿命、コスト、大型化・・・そういった問題を一つずつクリアして「成長産業」となり、我々の社会生活をよりハイブリッドなものにしてくれることを大いに期待しています。
テレビ産業も冷え切っていますからね。
ああ・・・今日は難しかった・・・
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