「割り勘(わりかん)」 の由来

割り勘とは、各自が平等に勘定を払うこと。

皆さんは割り勘の状況でどの道を選びますか?
例えばいくら以下は切り捨てますか?
そうですね。私は10円以下は切り捨てですかね。人数が多いと計算も面倒ですし。

女性は引きますか?

これも難しい問題です。少しは引いても半額までは必要ない気がします。
6~7割は出して貰ってもいいのではないでしょうか。
もちろんこれは友人関係のケース。

では恋人にどこまで出させますか?

これも難しい問題です。付き合いが浅ければ割り勘で様子見ですかね。
もちろん切り捨てる感じで少し多く出して~円でいいよくらいがサッパリします。
対等な付き合いだと考えるなら最初はその位がいいといった考え方です。

お酒を飲む人と飲まない人に不公平感はないですか?

私は飲まないことが多く、飲んでもビール一杯程度なので不公平を感じます。
割り勘なら飲まなきゃ損。割り勘でないのなら飲まなくてもいいかなといった感じ。
ってことで割り勘は必要だと思いますか?

それは関係の深さですかね。

よく知らない間柄ならなおの事割り勘がいい気がしますし、よく知っているからこそ何も考えず割り勘かもしれません。

■「割り勘(わりかん) 」の由来

それはずばり、「割り前勘定」が略されたものと言われています。
割り前は割り当てる金額の意味。
「前」は「分け前」や、「何人前」など同様で分量や金額をあらわす接尾語。
勘定とはもちろん代金を支払うことです。

この支払い方が歴史上お目見えしたのは江戸時代。
戯作者(げきさくしゃ)であった山東京伝さんという人が勘定を必ず頭割りにしたので、それを「京伝勘定」といったのが始まりと伝えられています。
また戦争中は、軍隊でよく使われた方法なので「兵隊勘定」ともいったそうです。
兵士はいつ死ぬか分からない立場であった為にお互いに貸し借りをしなかったといいます。
足並みを揃えるためにも常に等分で払っていたのだそうです。

近頃では、「割り勘」も様変わりし、各自がそれぞれ自分の飲食した分について払うといった解釈の若者が増えているといいます。
私もその方向に賛成の立場でしたが、「兵隊勘定」という言葉を知った今はなんだか複雑な気分です。

「会計別で」と言って自分の分だけ支払うと、なんだか一緒に食事をした間柄が少し離れてしまったような気がするからです。
死がいつ訪れるかわからない兵士にとってはどの食事が最後になるかはわからずそれはそこにいる全ての人が同じ条件で対等なのです。
後腐れなし、恨みっこなし、貸し借りなしの彼らの心の絆は深く結ばれたことでしょう。
そんなことを考えてしまう私はやっぱりミミッチイのでしょうか。


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著者: tossie
居住地域:北関東 年齢:70年代生まれ 趣味:釣り、散策 言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。 ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。 プロフィール詳細 Twitterでフォロー

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