「スッポン」 の由来
食べたことはない。食べてみたいとも思わない。今日の話題はスッポン。
だって亀は食べないのになぜスッポンは食べるの?素朴な疑問。
それについては、一般的な淡水のヌマガメなどは独特の臭みがあるからだと言います。
調理の前に下ごしらえが必要だそうで、そのまま茹でたりしなければ食べれないほどでは無いらしい。
世界的にはウミガメはよく食べられているといますし(そういえば身内でも食べた話を聞きました)
中国など東南アジアを中心に、食用として沢山のカメやヘビ、トカゲなどが捕獲・消費されているのはよくテレビでも見ます。
でも食べられると聞いても私はやっぱり嫌ですね。やはりお国柄なのでしょうか。
しかし、亀と違ってスッポンについては日本でも古くから食されていたと聞きます。
縄文時代や弥生時代の貝塚などからも発掘されているというからその歴史の深さには驚きです。
スッポンは伝来してきたものだと思っていたので二重に驚き。
日本のスッポンは本州以南で養殖場から逃亡した個体に由来するものと自然個体群の両方が生息しているのだそうです。
正確な自然分布については現在でも不明な点が多いとのこと。
■「スッポン」の由来
スッポンが現在のような呼び名となったのは江戸時代以降だと言います。
それ以前の名は「ドロガメ」。これはなんとなく聞いたことがある気がします。
「スッポン」の名については四つほどその説があるそう。
一つは、スッポンが川に飛び込んだ時の音からを表した擬音説。
次に男性器にかかわるポルトガル語「スボ」からきたという説。見た目??
どこの水辺でも出没するということで、「出没 シュツボツ」が訛って呼ばれるようになったという漢字説。
最後にありえない話ですが、鳴き声が「スホン」と言う事から由来しているという説。(これはかなりあやしい気が・・)
どれも確たる証拠はないそうです。
スッポンはよく噛み付いたら離さないといわれていますが、それはもちろん?みつく力が強いという特徴からきているわけですが、実はそれは本質的には臆病な動物であるという性格からきているのだそう。吼える犬と同じということですね。
万一、貴方がそのような状況(スッポンに噛み付かれた時)に陥ったら、水に戻してあげましょう。すぐに泳いで逃げます。
以下のような話も聞いたことがありませんでした。
それは、かつて日本ではキツネやタヌキといった動物同様に、スッポンも妖怪視されていた地域があるのだそうです。
私も初めて聞きました。人間の子供をさらったり血を吸ったりするといわれていたのです。
こういったことも実は「食いついて離さない」と喩えられたことから大変執念深い性格ということで、怨霊のように扱われたと考えられます。
また、あまりスッポン料理を食べ過ぎると幽霊になって祟るともいわれてきたそうです。
どうですか。皆さんは食べたくなりましたか? 笑
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