「マリモ」 の由来
漫画ワンピースでのサンジとゾロといえば犬猿の仲。
顔を合わせると喧嘩ばかり。
本当に一緒に旅しているの?と疑問に思うほど仲が悪いの二人だが立ち向かうべき相手がいるといつの間にか協力し合って戦い、勝利をおさめる。
男ってきっとそんなものなのだろう。
サンジがゾロをいつも「マリモ」と呼ぶのだけれど、この理由は漫画じゃ分かりづらい。
丸い頭の形だけでなく色が緑色をしているからだ。
なんでこんな他愛も無い話を突然しだしたかといえば、今日マリモが売っていたからだ。
貴重な生物だと聞いていたが、少し前くらいからUFOキャッチャーなどでも見かけるようになった。
それでもまだ、景品になるほど貴重なものと考えていたが、とうとうワンコイン500円ほどで手に入るようになってしまった。
いったいぜんたいどういうことなのだろう。
■「マリモ」とは
マリモ(毬藻、学名Aegagropila linnaei)は、球状の集合体を作る淡水性の緑藻の一種。
特に阿寒湖に生育するマリモについては、国の特別天然記念物に指定。
つまり貴重な生物なのである。
球状の集合体で存在するが、球状体一つがマリモ一個ということではなく実はこの球状体を構成する細い繊維(糸状体と呼ぶ)がマリモの個体なのだそう。
我々の思い描く球状の「マリモ」は、生物学的にはマリモの集合体となるわけです。
見た目は柔らかそうにみえますが、実際には硬いそうで、手で触れるとチクチクするとのこと。
考えていた存在とのギャップが意外ですね。
■「マリモ」の由来
その名前については、札幌農学校(現北海道大学)の川上瀧彌さんが1897年に阿寒湖の尻駒別湾で発見した時に、その形から「マリモ(毬藻)」という和名をつけましたのだそうです。
マリモつまり毬みたいな藻というわけですね。
ただし、この藻類が新種として確認されたのは、それより150年も前。
1753年に生物学者カール・フォン・リンネさんがスウェーデンのダンネモーラ湖で採取し学名をつけてたとされています。
さて話を戻して私が雑貨屋さんで見かけた飼育セットは「養殖マリモ」であるとのこと。北海道の地元漁協が釧路湿原国立公園内のシラルトロ湖で採取した
マリモ糸状体を人工的に丸めただけのものなのです。
このマリモの販売のためにシラルトロ湖ではマリモが減少。
実は絶滅の危機に瀕しているといいます。人間とは罪深い生き物ですね。
絶滅の囁かれる生物が数百円で販売されているのです。
数が更に減ると、逆に今度は値段が高騰するのでしょうか。
正直「マリモ」については、動かないし、食べられないし、ただ丸いだけで・・・私はそれほど興味は湧きません。
「まりもっこり」といったちょっと品の無いキャラの販売くらいはかまいませんが安売りはやっぱり止めて欲しいですね。
正直、なぜそこまでみんなが欲しがるのかは・・・私には理解不能です。
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