「ランドセル」 の由来
日本でしか見られない文化なのだといいます。
今日は「ランドセル」について。
子供のころはそれほど疑問を感じずに言われるがままに受け入れていましたがあの重さを考えると、なぜ誰もそれは可笑しいだろうと声を上げないのかが不思議でなりません。
でもその重さも裏を返せばそれだけ頑丈だということに結びつくので六年という長い間、毎日使うことを考えれば妥当なのかもしれません。
色は男が黒、女は赤!といった考え方はすでに古く、現在はピンク、茶、紺、緑、青などカラフルな色のものの他にもツートーンカラーも存在するといいます。
時代も変わったものですね。
ちなみに私の町では、すべての新入学児童に頒布してくれていたので買うことがありませんでした。
個性は出せませんが経済的には大助かりです。
未だにそういった取り組みは続いていると聞きます。
そんな私から言わせると、ランドセルはいじめのもと。
というのは全員が同じものを用いていると、転校生が苦労するのです。
一目で他所から来たと分かってしまうからですね。
色はもちろん形も見たことが無いものなので、普通に見てもそれだけで相手を宇宙人のように差別してしまうのは子供なので仕方がありません。
当時は大人の事情も知らなかったので、「ランドセルは配られて当然」と思ってましたから。
■「ランドセル」の由来
ランドセルは海外から来たものでした。
オランダ語での呼び名である「ランセル」または「ラヌセル」(ransel)がなまり「ランドセル」になったということです。
最初に入ってきたのは江戸時代で、幕府が洋式軍隊制度を導入する時に将兵の携行物を収納するための装備品としてもたらされた背嚢(はいのう、バックパックのこと)のことを言いました。
学用カバンとして利用されるようになったのは明治中期頃と言われています。
そのきっかけが衝撃的で、そこには大正天皇が関係しています。
大正天皇が皇太子の頃、学習院へのご入学が決まり献上されたのが「ランドセル」でした。
それを献上したのが伊藤博文さんだったというから更に驚きですよね。
それをきっかけとして徐々に世間に浸透していきました。
太平洋戦争以前は都市部でのみ用いられていましたが、終戦後の昭和30年代以降から全国に普及していきます。
ちなみにそれまでは、地方などでは風呂敷が一般的だったのだそうです。
まぁそんな感じで終わるのですが、最後に一言。
ランドセルのいいところはそのクッション性。
後ろから自転車やバイクでぶつかったとしても衝撃をやわらげてくれます。
私も実際にそれで助かったことがあります。
前からの攻撃にも強く、更に氷や雪で滑って転んでも決して頭を打つことが無いのです。
ランドセルは優れもの。
もちろんそのこと(クッション性)だけで言ってる訳ではないですよ。
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