「マレーシア」 の由来
小さい頃の記憶というのは恐ろしいものです。
今日は国の名前の由来を調べてみようと思いついて、とりあえず気になる国はどこかと自問自答したら浮かんできた「マレーシア」を取り上げてみたと思います。
そのきっかけは、社会科の授業でならった「マレーシアといえばゴム」という記憶から。
この、そこの国にはゴムしかないといった先入観を持たせる教え方ってどうなのだろうと軽く問題提起しながら進めていきたいと思います。
調べてみれば、他にもキーワードが見つかりました。
海外旅行に行くようになった今だから知りえる観光商業地としてのマレーシア。
有名なペナン島のほかにも、近年ではボルネオ島やランカウイ島のリゾート開発が進められています。
と、調べるうちに今度は驚きの事実が判明しました。皆さんマレーシアの位置をご存知でしたか?
私は恥ずかしながら、タイと隣接するマレー半島中部から南がマレーシアと認識していたのですがそれは誤り。
マレー半島南部とボルネオ島北部を領域としていたのです。
ボルネオ島では、島の南北でインドネシアとほぼ半分ずつで隣接しています。
他に隣接国はシンガポール、ブルネイ、フィリピン。知らないことはまだまだたくさんあるものです。
ただ、一般的にはマレー半島の部分が「マレーシア半島 (地区)」ボルネオ島の部分は「東マレーシア (地区)」 とされ、二つの島を行き来するにはマレーシア国民であってもパスポートを必要とか。
日本では考えられないことですね。
■「マレーシア」の由来
日本語での表記はマレーシアあるいはマレイシアだそうですが、私はマレイシアの存在は初めて知りました。
他にマレーシャ、マレイシヤといった表記もあるそうです。漢字は当て字で「馬来西亜」で「馬」と略します。
マレーシアとは「ムラユ (Melayu)」の国」といった意味を表すのだそうです。
「ムラユ」とは、サンスクリット語で「山脈のある土地」の意味で、「マラヤドヴィパ (Malayadvipa)」を語源とします。
この言葉は、古代インドの時代において交易商たちがマレー半島を指すときに使われていた言葉だといいます。
その名残で7世紀から13世紀にかけてスマトラ島に存在した王国 「ムラユ王国」の名として継承。
マレーシアという言葉が生み出されたのは、近代に入ってからでフランス人の探検家ジュール・デュモン・デュルヴィルによって付けられたものであります。
ただ当時は現在のマレーシアだけでなく、東インド諸島全体を指す言葉だったのだそう。
現実にフィリピンが独立する時、国名をマレーシアとする案もあったそうですが、先にマラヤ連邦 (現在のマレーシア) が自らをマレーシアと呼称していたので、フィリピンとなったそうです。
今日はさまざまなことが勉強になりました。
それと共に興味も沸いてきます。
中国との距離間の関係で日本人は東南アジアを向きだしました。
お互いを知ることが第一です。
話せない国は離れてゆき、話せる国とは更なる対話を。外交とはそうあらねばならない気がします。
武力を持たないと決められた日本国は、今のところそうあるべきではないでしょうか。
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