「くら寿司」 の由来
従来の回転すしの感覚・発想で訪れると度肝を抜かれます。
年代によるニーズの違いというものも関係してくるので、中間層の私はそのように感じましたが、若い世代には当たり前のサービスなのかもしれません。
でも中には、高齢なお客様のいわゆる婆3(おばあさん三人組)や、会社員のお一人様など、実に様々な世代、性別、組み合わせのお客様が見られました。
つまり、知らなきゃ損する現代の定番サービスなのかもしれません。
そもそも、一皿100円前後という価格設定をお得と見るか安すぎると見るか私もどちらかといえば後者の考え方に近かったので、同様の店舗も含めてこういった形態のお店には入ったことがありませんでした。
ただ、一度入店するとフードコート同様に様々なニーズを自ら動くことで解決できるので安かろう、悪かろうといった発想は一気に消えていきました。
私が訪れたのは「無添くら寿司」。
この名前からして材料へのこだわりや健康志向に配慮しているといったイメージを受け取り勇気を出して!並んでみました。
そうなのです。
それが平日の昼間であってもけっこうな賑わいを見せており番号札をとると、長ければ数時間の待ち時間があります。
待ち時間の許されない皆さんについては、みんなが食事をしない時間に訪れたほうがよさそうですよ。
回転寿司も最近の定番はタッチパネルによる注文。
食べたいものを選んで枚数をチョイス、サビ抜き選択も出来るから店員との煩わしいやり取りをこなす必要もありません。実に合理的。
注文した品が流れてくるとブザー音があり、それにしたがって回収します。
食べ終わった皿は回収口に放り込む。
それが五枚たまるとルーレットスタート。
見事「当たり」をひくとガチャポンカプセルでオリジナルグッズが貰えます。
子供達はそれを目当てにもっと食べようと促し、親は仕方なく無理をする。
しかも客が食べ終わる前に皿を回収できるシステムは、接客の簡略化とスムーズな客の移動を促し実に上手いシステムだと感心させられました。
会計に進むと今度は人気アニメのオリジナルグッズコーナーがお目見えし、会計額の一割ほどをまた余計に支払うことになりました。
もちろんこれはのせられる自分が悪いので不満で書いているわけではないことを記しておきます。
■「くら寿司」の由来
回転寿司チェーンストアの「無添くら寿司」を展開しているのは1977年5月に大阪堺市で創業し、現在も同場所に本社を置く、株式会社くらコーポレーション。
その名前の由来については、社長である田中邦彦さんのは幼い頃の記憶にあるのだそう。
蔵を見て、「中には何があるんだろう」とワクワクして夢が膨らむ思いがしたのだそうです。
それもそのはず、田中社長の出身地は岡山県は「蔵の街」倉敷市。納得ですね。
夢や楽しみをもって来店してもらえるようにとのことから、「くら」と名付けられたのでした。
その気持ちそのままに、子供達は楽しみをもって親達を動かすのです。
「くら寿司いこうよ~。」
寿司におもちゃにお土産に・・・子供の心を鷲づかみ。
週末しか家族サービスの出来ない親たちは、何時間待たされてもくら寿司に向かうことでしょう。
手毬寿司 小料理のどか屋 人情帖4: 4 (二見時代小説文庫)
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