「反面教師」 の由来
これほど誤解していた言葉もないかなと反省。
悪い面の見本で、それを見るとそうなってはいけないと教えられる人や事例のこと。
また、それを見ることで反省の材料となるような人や事例のこと。
これを反面教師と言います。
その言行が、そうしてはいけないという反対の面から、人を教育するのに役立つのだそうです。
日本にも似たような意味を持つ諺があります。
それは「人のふり見て我がふり直せ」。
さて日本にもと書いたことで、お気づきかもしれませんが実はこの言葉は中国からきたのです。
しかも発案したのが中国主席であったあの毛沢東であるというからごく最近。
1957年に行われた演説で最初に使われたとされています。
「反面」の意味は「反対の面」。
それを「教師」につけることで「模範となりえない、悪い手本」といった意味になります。
つまり、「反面教師」とは「悪い見本で、逆に見れば教訓にもなりえる人物・事物」という意味。
なるほど、どうやら私はその意味も取り違えていたようです。
組織内などに劣悪な者や間違った者がいたとします。
その者を(余程の酷い状態で無い限りは)敢えて矯正したり除外することなく組織内に留めて地位や権限を与えないいわゆる閑職として扱い、他の者にそういった扱いを見せ付ける事で同じような者の増殖を防ぐというやり方。
それが反面教師。
なんだか見せしめみたいだけど・・・
今の日本にも同じような場所と言葉を見つけました。
それは追い出し部屋。
いわゆるリストラのターゲットを一堂に集め、その俗称が示すとおり会社から追い出すために設けられた部署のこと。
名前だけはキャリア開発室、キャリアデザイン室、キャリア開拓グループ、企業開拓チームといった名前ですが、内情は酷で、ひたすらネットで求人情報を検索したり(自分の再就職先)モニターに映る番組を一〇時間も見続け、画像に乱れがないかチェックしたり(本当に自分が必要なのかと疑うような仕事)まぁこちらは退職を強要できない日本の現状が生み出した悲劇なのでしょうが。
まぁここからは恥ずかしながら私の勘違い話。
先生にも様々な方がいらっしゃいますので一概にはいえませんが・・・
私が聞くところ、先生の子供だからといって必ず勉強ができるとか良く育つということは無いのだそう。
むしろ評判のいい先生ほど子育てが苦手なのではないかという話も聞きます。
つまり、他人の子供を育てすぎると家庭が手薄になり、評判の悪い先生ほど家庭は円満だったりするという噂。
学校が終わったからと言って5時の定時で帰れるということはなく、深夜まで学校で仕事する先生もいると聞きます。
真剣に教師をしていると、家庭の方が壊れるというわけです。
また、学校ではあんなに評判のいい先生。
プライベートで会うと知らんプリなんて話聞きませんか?
先生とて人間、休日くらい自由にしたいのでしょう。
誰にも表と裏の顔は存在すると思います。
24時間先生でもなかえれば学校で一児の母のままでもいられません。
そんな二面性を反面教師。
近い将来の日本でそんな風に解釈が変わったらちょっと面白いかもしれない。
まぁこれって先生に限ったことじゃないと思うけど。
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