「パウチ」 の由来

どこかで聞いたことは歩けど、何のことだかはよく思い出せない。
会議で出てきたその言葉をあたかも知っているかのように「そうですね~」なんて相槌を打ちながら周りの話を聞いて必至に思い出そうとした。

どうやら透明らしい。
なんとなくイメージ的に包み込むらしい。
紙がぬれないらしい。

そうか!
ラミネート加工のことか!

「そうですね。やっぱりパウチは必要ですよ。雨対策もあるし。」ドヤ顔でね。

ほっ 事なきを得た。

■「パウチ」の由来

パウチって何のことだろう?って思う人・・私の他にもいますよね?
私が言っているパウチ(pouch)とはこの場合、印刷物に対するラミネート加工の俗称のこと。

レトルト食品のパッケージングに用いられるレトルトパウチと言えば世の主婦業の皆様にはお馴染みのようです。
ラミネート加工というのは、表面に透明のフィルム状のものを張り付けることで強度を上げたり、表面を保護したりする加工の事。

パウチ加工は本来、そのラミネート加工の加工法の一つに過ぎなかったのですがパウチ・ラミネート加工が普及し始めた事でパウチ加工が=ラミネート加工と誤解されたことに始まります。

店のメニューや会員券といったものを想像すると確かにここ最近で急激にラミネート加工が普及したのが理解できますよね。
「パウチッコ」という家庭でパウチ・ラミネート加工できる機械が発売されたのをご存知でしょうか?
その気軽さから「パウチッコする」がいつのまにか「パウチする」になったという見方もあるようです。

そしてここからが重要!

「パウチ」の語源はなんと同じ「袋」と言う意味の「ポーチ」からだというのです。
ポーチ、ポーチと我々の呼ぶ「小袋、小物入れ pouch」この単語の発音、実は「パウチ」。
だから二枚の専用の透明フィルムにはさみ、包み込むようにラミネート加工する袋も当然「パウチ」となるわけです。

皆が当たり前に使っている言葉もこのように誤解から、固有名詞から、読み間違えから生まれてくるものなのです。
だから「パウチ?それって何?ラミネート加工のことでしょ?」
なんて次回は知ったかぶりしようとする私ってすごく性格が悪いかも。
もちろんラミネート加工って言ってくれればカード好きの私なら一発でわかりましたよ。
やはりこういったことは個人の志向・嗜好の関係しちゃうのかな。


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著者: tossie
居住地域:北関東 年齢:70年代生まれ 趣味:釣り、散策 言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。 ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。 プロフィール詳細 Twitterでフォロー

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