オバタリアンの由来

Photo By オバタリアン

「オバタリアン」 の由来

オバタリアンって死語なの?
じゃあ、横暴で強引で無神経に周りに迷惑をかける、見苦しい中年おばさんたちのことを何て呼べばいいのですか?
今年に入って私は所謂”オバタリアン”との争いが絶えない。

思っている事をはっきりいう私の性格にも問題あるのかもしれないが、オバタリアン(私の感覚でいえば50過ぎくらいから上のおばさん達)は周りの空気も読めないし、世界の中心に自分がいるような振る舞いをするし、反省もしなければ改めるという文字も自らの辞書には無いようなので非常に癇に障る。
ああ言えばこう言ってくるが、それはただの自らに都合のいい言い訳であり、全く理屈も通らないのだが、自分は絶対に間違っていないというドヤ顔で攻めてくる。
まったくゴキブリ以上にこの世に必要の無い生き物。
特に口論になったわけではないが、スーパーのレジのおばさんにも極稀にこの種の生き物が存在する。

間違っといて「だから何??」って顔や逆切れみたいな態度は困る。
勿論そういった人ばかりでなく、非常に感じのいいおばさんも世の中にはたくさんいるわけだが、とにかく”オバタリアン”という表現は未来に残したい言葉の一つだ。

「オバタリアン」の由来

とはいえ、グッドネーミングと褒め称えながらその由来は知らなかった。

「バタリアン」という名前の映画をご存知でしょうか?
これは1985年にアメリカで製作されたゾンビホラー映画。
日本でもヒットしましたが、本国でも人気のようでシリーズ作品は2006年の時点で5本作られているのだそう。
すみません観たことはありません。

「Battalion」は英語で「軍隊」や「大群」を意味します。
(ちなみにバタリアンの原題は“Return of the Living Dead”で、“バタリアン”は日本で付けられたタイトル)
そのタイトルをもじって、漫画家の堀田かつひこさんが、おばちゃんの生態を描いた「オバタリアン」という4コマ漫画を連載します。
これが大流行し、そこから空気の読めない、マナーの悪いおばちゃん達の事の総称として「オバタリアン」が用いられることになりました。
つまり「おばん=おばさん」+「バタリアン」で「オバタリアン」というわけですね。

ゾンビのように死んでも死んでも生き返る生命力・繁殖力。
そんな生き物が群れを成したら・・・いや三体ほどでもその厚かましさは十分か・・・

”オバタリアン”
絶対に受け入れられないけどやっぱこのネーミング最高。




著者: tossie
居住地域:北関東 年齢:70年代生まれ 趣味:釣り、散策 言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。 ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。 プロフィール詳細 Twitterでフォロー

1コメント

  1. 匿名 - 2021年8月6日, 9:02 PM Reply

    オバタリアンに代わる言葉はないですね。単にババアでもいいけどやっぱりオバタリアンの方が言い得て妙。

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