「デラウェア」 の由来
世の中贅沢をいったらキリが無いものです。
私は面倒くさがりなので食べるのに手間がかかる果物が苦手です。
昔は良く食べていたブドウですが、粒の細かさからデラウェアが最近面倒。
デラウェアは糖度が20~23 度で粒の直径が10 mm~13 mm程度の赤紫色のブドウ。
でもあれだって考えてみたらわざわざ種無しに改良されているわけです。
あれだけ小さな粒で更に種があったことを想像すると・・・
今のデラウェアにありがたやありがたやとなるわけ。
■「デラウェア」の由来
そのデラウェア、元はアメリカ原産の自然交雑種だったのだそう。
ジベレリン処理によって果実内部の種が除去され種無しぶどうとし世の中に出てきたのだそうです。
小さい頃から食べていて身近だったあのデラウェアがアメリカ原産ということに個人的にはすごい驚きなのですが、そのカタカナの名前を考えれば確かにそうかもしれないと納得させられたり。
でも慣れ親しんでいたブドウのことだけに複雑な心境です。
デラウェアは、アメリカはオハイオ州デラウェアで命名発表されました。
そして日本に入ってきたのは1872年(明治5年)のこと。歴史は以外に古いようです。
でもそもそも「ブドウ」そのものの名前も日本が由来するのかというとこれも誤りで、どうやらペルシャからきたようです。
ペルシャ後期のブドウを意味する言葉「ブダワ」が中国を経由して「葡萄酒 プータウチュウ」といった呼び名となり、日本の奈良の都へたどり着いたときには、今日の「ブドウ」となったのだそう。
確かに言われてみればワインに代表されるようにブドウには地中海の近くのイメージがありますが、まさかペルシャの呼び名が日本名にも関係しているとは・・・これにも驚き。
スイカは種が多いし、メロンは汁がこぼれるし、パイナップルはむくのが面倒。
そんな贅沢は言わないで、一つ一つ味をかみ締めて食べましょう。
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