「やしきたかじん」 の由来
毒舌家といえばこの人だろうか。
「やしきたかじん」
愛称は「じんちゃん」「たかじんさん」「たかじん」
四人兄弟の次男として生まれたたかじんさんは少年時代は野球に明け暮れる。
中学時代は新聞部、高校時代、生まれて初めて作曲し「コーヒーインタイム」が、NHKで採用される。
桃山学院大学経済学部に進学し新聞記者を目指していたがある理由から父と対立し勘当、そのまま中退にいたる。
その理由とはなんとNHK嫌い。
公共放送のやり方がどうにもお気に召さなかったらしい。
その後、龍谷大学経済学部へ入学するがやはり中退。
京都祇園のクラブでギターとピアノの弾き語りをしながら歌手を目指す。
そうなのだ、普段のしゃべる時のだみ声の地声と、歌うときの高く澄んだ甘い歌声とのギャップがあまりにも大きいため、関西以外ではたかじんさんが歌手であるという認識が薄い。
もちろん私も知らなかった。
余談だが、歌手でありながら日本放送演芸大賞「ホープ賞」、上方お笑い大賞を受賞。
お笑いの賞と歌の賞と両方獲得できるのは後にも先にもたかじんさん一人であろう。
放送禁止用語や放送局の出入り禁止や、名誉毀損も恐れないストレートな発言で関西では不動の地位を誇り、すべてのレギュラー番組が高視聴率を誇る。
「浪速(関西)の視聴率男」が2014年1月3日未明にがん闘病の末、心不全で死去した。
やしきたかじんはどこからきたのか
由来も何もない、やしきたかじんは本名だったのだ。
「家鋪隆仁(やしき・たかじん)」
本当だ。
漢字にするとそれっぽくみえる。
父・権三郎さんが知人の住職に命名を依頼し隆仁(たかひと)となったのだが、そこにもエピソードがあるらしい。
極右であった権三郎さん。
ついた名前を見て「天皇陛下の「仁(ひと)」を使うとは何事だ」と激怒したらしい。
つまり住職のつけた名前は「やしきたかひと」だったというわけ。
なるほど、それならありそうなお名前。
そこで「仁」の読みを「ひと」から「じん」に変えて「隆仁(たかじん)」と命名されたのだった。
ちなみに「家鋪」もほとんど見かけない苗字であることから「やしきたかじん」が芸名ととられても無理はないというわけ。
病院の待合室でのたかじんさん。
看護師に「かしきさん」「いえしきさん」「いえほさん」「やっほーさん」「かほさん」「いえほこさん」などと言い間違われたのだとか。
たかじんさんもたかじんさんで、わざと気づかないふりをしていたというからさすが。
そんなたかじんさんの安らかなるご冥福をお祈りいたします。
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