「リリー・フランキー」 の由来
私は実は文章を書くのが大の苦手。
でも人生経験は自然と豊富になる生活環境で育ちました。
小学校の先生には、「あなたはネタが多いのだから作文をがんばりなさい。」といわれ続け、その言葉を信じて一年で数100枚を書き続けましたが一枚も入選することはなく落ち込んだものです。
でも私より落ち込んだのは先生のほうでしょう。
それは私の担任が地域でも有名な作文専門の先生だったから。
そんな私がひょんなことからこのように文章を書くことになる。
世の中とは、人生とは本当にわからない。
しかし、下積みも表現方法も読書量も足りない私だけに最近少し戸惑いを覚える。
実力もないのにいつも同じような流れや、やっつけ仕事をで終わらせることをよしとせず、変なプライドまで抱く始末。
本当にたちが悪いと我ながら思う。
よし!読書だ!
一念発起で重い腰をあげ図書館に向かった。
さて何を読もう。
なんせ作家の名前もよく知らない。
開いてみて漢字が多いものはパス。
できれば字も大きいほうがよい。
映画は好きなほうなので、原作が目に付くのだがどうにも一冊が遠い。
そうだ! これならいけそうだ。
「東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~」
皆さんご存知リリー・フランキーさんの実体験を基にした長編小説で、テレビドラマ化もされた。
待てよ。ベタすぎやしないか。
カウンターに持っていくのも少し恥ずかしいし。
隣の本にしよう。
選んだのはリリーさんの「ボロボロになった人へ」
うん。今の自分にピッタリのタイトルだ。
■「リリー・フランキー」の由来
昔から気になる存在だった「リリー・フランキー」さん。
もちろん本名ではない。
本名は中川 雅也(なかがわ まさや)さん。
リリーさんは福岡県北九州市小倉生まれのマルチタレント。
イラストレーター、ライター、エッセイスト、小説家、絵本作家、アートディレクター、デザイナー、ミュージシャン、作詞家、作曲家、構成作家、演出家、ラジオナビゲーター、フォトグラファー、俳優 etc・・・ 本当のマルチだ。
正式なペンネームは「リリー・フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッド」ということも判明した。
名前の由来は、自身も出演していたテレビ番組「ココリコミラクルタイプ」のオープニングで使用されていた「RELAX」を歌うアーティスト、「Frankie Goes To Hollywood(フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッド)」からとられたという。
「リリー」はというと、これは百合を意味するそうで、大学時代の友人とあまりに仲が良くそれを別の友人から「薔薇と百合みたい」と呼ばれたことからつけられたのだそう。
(「ゲイ」(ホモ/ ボーイズラブ) を示す俗語の「薔薇」の対義語として「百合」(ゆり)が存在する。つまり女性同士の同性愛のこと)
カルチャー・クラブのボーイ・ジョージが好きだから「男だか女だか判らない、日本人だか外国人だか判らない謎めいた名前に」との理由で、「フランキー」を後に付けたと本人は語っているらしい。
リリーもフランキー中性な意味で捉えると理解しやすい気がする。
ちなみに作詞や作曲をする際は、“Elvis Woodstock(エルヴィス・ウッドストック)”というペンネームで活動しているらしい。
リリー・フランキーさんが文章を書く時の特徴は、推敲や書き直しは一切行わないことなのだそう。
思いつくままに筆を走らせる。才能がなければできない技?
実際に読んでみての感想はというと、その風貌からは容易に想像できるのだがやたら下ネタが多い。
これはでも男性目線からだとそんなに悪くない。
もう一つ。
自分には・・・若干読みづらい。
これが推敲書き直し一切なしに結びついているのかは読書量の圧倒的に少ない私には判別できないのだが、どうやら私が必要としていた本ではなかったようだ。
ただ、こうして名前を調べるきっかけをいただいたのだから決して無駄な読書ではなかったはずだ。
でも次は、「本業が作家」でチョイスしてみることにする。
村上春樹はまだまだ遠そうだけれど。
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