「割烹着(かっぽうぎ)」 の由来
素晴らしい発見に日本中が沸いています。
つい最近山中教授がノーベル賞を受賞して脚光を浴びたIPS細胞。
同様の作業がより簡単にできるというのです。
しかも発見したのは30歳の女性というから更に驚き。
早速彼女の研究所を訪れると・・・
室内はクリーム色とピンクの壁で囲まれ、更には随所にムーミンのキャラが描かれている。
驚きだ。
そしてご本人の登場となるのだが、当のご本人も研究者とは思えないいでたち。
割烹着だ!
■「割烹着(かっぽうぎ)」の由来
私は正直なところ割烹着が苦手だ。
その記憶のほとんどでおばちゃんからおばぁちゃん世代が着用しているイメージが強く、なのに、なのにであるフリルが付いているのだ。
正直気持ちが悪い。ごめんなさい。
割烹着(かっぽうぎ)は、日本で考案されたエプロンの一種。
日本女子大学校(現在の日本女子大学)の女子学生により、自学自動の教育方針の下、実験の際に使う作業着として開発されたのが最初とのこと。
そこから主に家事をするときに着物を保護するために着用されるようになっていったのである。
なるほど、だから家事の主役である料理=食物を調理すること=割烹から名前が来たのですね。
いわれてみれば当然なのですが、現代の我々の考える割烹料理店から割烹着が生まれたのではなく、着物を日常着としていた一般家庭の主婦のために生まれたという流れの違いは非常に興味深いものである。
そのため、着物の袂が納まる程度の袖幅(袖の太さ)と袖丈(袖の長さ)であり、身丈は膝まであるのが通常の割烹着。(着物並みの身丈の割烹着もあるらしい)
調理だけでなく掃除などの際にも、衛生上の問題や、着物が汚れるのを防ぐために着用されてきたわけだ。
現在ではあまり見ることののなくなってきた割烹着。
その多くは、襟周りが丸くなっているらしい。
そのせいだろうか、フリル+丸襟がよりかわいらしさを演出してしまっているのだ。
正直30歳の女性の着用にも若干疑問符が付くがそれを本人がよしとしているのだから、他人がとやかくいうことでもないだろう。
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