「自惚れ(うぬぼれ)」 の由来
「自惚れ(うぬぼれ)」 の由来についてまとめたエッセイです。由来だけ手っ取り早く知りたい人は下のほうまで飛ばして読んでね。
自分自身を的確に表現すると?
誰でも自分のことはなかなか理解できないもの。
私などは他人から言わせると「うぬぼれがすぎる」らしい。
もちろん直接誰かに言われたのではなくて、一番近い存在である親に言われたから受け入れることにした。
でもうぬぼれなければ自信が身につかず、成功は収められないという裏返しの発想もあります。
特に私の母親の家系は芸術方面に才能を伸ばす人が多いようでこの芸術こそうぬぼれの骨頂といえるでしょう。
自分自身に酔って、他人には理解できないものを生み出していく。
正解のない世界で、自分の個性を発揮してゆく。そこには「うぬぼれ」が必要ではないでしょうか。
■「自惚れ(うぬぼれ)」の由来
「うぬぼれ」とは自分の能力を過信するという事。
しかし、その評価は誰が与えるのか?
うぬぼれているひとは自分がそうだとは決し思わないはず。
そういった理由からか「うぬぼれる」には「自惚れる」もしくは「己惚れる」という二つの漢字が存在するのです。
なんとも恥ずかしいことですね。自分自身に惚れる、まるでナルシスト。
自分に執着することから起こる慢心・自己陶酔また自画自賛。
同義語には「高慢」「驕り」・・・どれも私が一番嫌うはずの漢字の羅列。
これはまずい!
ナルシストやナルシシズムと言う言葉は、自己愛・自己の美化を惜しげもなく披露したギリシャ神話の美少年ナルシスくんからきたといわれています。
同様に日本では「うぬぼれ」に自分に惚れ、己を美化する様から二つの漢字が当てはめられたのでしょう。
ではなぜ「うぬぼれ」なのかという事については、「己」や「自ら」を「うぬ」と解釈するならそれまでですが、(自を調べると難読として「うぬ」が存在する)「鵜も溺れる」が「うおぼれる」となり「うぬぼれる」となったとドヤ顔の人もいました。
これは的も得ていて面白い!
けどもちろん参考まででお願いします。
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