「メリハリ」 の由来
メリハリをつける。
最近自分自身に戒めをかけることば。
「ながら」は昔から得意なのですが、最近は歳のせいか集中力が不足しどれも中途半端に終わることが多い。
テレビをつけながら仕事するとか、ものを食べながら運転する。
音楽をかけながら本を読んだり、授業を受けながら寝る・・・あ、これは誤り。
それとダラダラをなくしたい。
昔から飲み会というのが苦手なのですが、それは相手によるところが大きい。
苦手な相手とのそれは苦痛以外の何物でもないが、逆に気の許せる仲間だと寛ぎすぎてしまう。
やはり人間関係には「なぁなぁ」というのは禁物で、いくら飲んでいるとはいえ特に相手が素面ならなお更そういった配慮が必要であると思う。
だから今年の目標は、最初に時間を決めてそれに従い、いくら楽しくても長居をしないこと。
つまりは「メリハリ」をつけること。
今のところはある程度は守れていると思う。
■「メリハリ」の由来
さて自分自身ではそのような決まりを作ってみたわけだがではメリハリとは何か?違う言葉で説明しろと言われると困ってしまう。
意味はゆるむことと張ることとある。物事の強弱などをはっきりさせるともある。
白黒でなく強弱であることが興味深く、切ると繋ぐでなくゆるむと張るなのが面白い。
「メリハリ」は「メリカリ」が転じた言葉なのだという。
メリカリとは低い音を「減り(メリ)」、高い音を「上り・甲(カリ)」と呼んでいた邦楽用語のひとつ。
今現在でもそのような用法が残るのは尺八などの管楽器。
減りについては「減り込む」といった言葉を連想するように一般的にも使われていたが「カリ」は邦楽以外で使われることがなくなったため、一般的な「張り」が使われるようになり「減り張り」となったというのだ。
一定の流れの中での抑揚という表現は確かに音楽ならではのものだろう。
音楽とはそれがすべてであるとも考えられるし切れることがないというのも納得だ。
メリカリでは確かに使いずらいしそれほど脚光を浴びることもなかったはずである。
スイッチのオンオフという考え方をしてしまう極端な自分に若干違和感を覚える。
もう少し気楽なメリハリで少し頑張ってみようと思うわけ。
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