「アテント」 の由来
人生も長くなるとそれだけ体にボロもくる。
痴呆とか徘徊とか介護とか、ごく一部の人間にだけやってくるものだと思っていたけど今はものすごく身近に感じる。
親も高齢化してきて腰が痛いとか目が見えないとか病院に連れて行けとか毎日の生活の一部になっている。
確かに周りでも子供の数は減っているし、歩いているのも高齢者が多い。
活気があるのは病院ばかりで子供の声がすると珍しいから自然とそちらに目が向く。
これからどの銘柄の株を買ったらいいだろうなんて話になったら、もの凄く安易だが、消費税もあてられるみたいだし介護関係がいいんじゃないかなって言葉が最初にでることだろう。
最近の還暦過ぎの人々の話を聞いたことがあるだろうか?
「もう十年もすればIPSで壊れた臓器は穴埋めできる。そうなれば100まで生きるのが当たり前の時代だぞ。」と。
考えただけでもゾッとする世界。一番想像に優しい例えなら「AKIRA」みたいな感じだろうか?
■「アテント」の由来
そんなことを考え出したのはあのCMのせいだ。
「アテント」とは「エリエール」からだされている大人用紙オムツの名前。
口に出すことさえタブーな時代もあったはずだが、今はお昼の番組の合間でも平気で放映されている。
時代は明らかに変わったようである。
だがその名前にはそれが必要な人に対しての配慮がなされている。
スペイン語で「心遣いの行き届いた、思いやりのある、丁寧な」なるほど介護の基本精神のような意味をもっていたのですね。
私もいつか使う日が来るのだろうか。
できれば遠慮したいものであるが、それすらにも気付かないような状況も想定できる。
今のところ私は延命を望まない。
痛みの緩和は望むが、少し命が長らえる程度の処置は必要としないつもり。
もし臓器が買えるようになったなら、今の時代のしわ取り整形のようにいくつだかわからないような人が世の中に溢れるのだろうか?
それでも究極の延命、つまりは不老不死などは起こりえないだろうと私は思う。
例えば永遠に生きられるが、いつ排泄するかわからないから常時オムツといった状況を想像してみよう。
それでもあなたは生きたいだろうか?
なんとなくそれってロボットのようでもあるななどと書きながら少し笑ってしまう。
あぁ その時はさすがに紙おむつではなくなのかななんて・・・
考えている私もその場になったら延命しちゃうのかな。
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