「オロナミンC」 の由来

とある居酒屋に立ち寄った。
駅前の繁華街に位置するその店の看板には「ジャイアンチュあります」と書かれていた。
日本シリーズで読売巨人軍が優勝に大手をかけたその日、私はその店に入ったが決して野球や巨人に興味があったわけではない。

ただ「ジャイアンチュ」なるチューハイが気になっただけである。

薄暗い店内の席に座り、おしぼりを渡され店員の「お飲み物は・・・」のくだりが終わる前に注文したのはもちろん「ジャイアンチュ」。テレビで日本シリーズをやっていたが眼にもくれない。
狙う球種は「ジャイアンチュ」一本。
数分で運ばれてきたジャイアンチュの色に驚いた。
ものすごい黄色。
飲んでみると炭酸がきいていれどこかで飲んだことのある強烈な個性をもった懐かしい味。
黄色・・炭酸・・ジャイアンチュ・・ ああぁぁぁ!オロナミンCじゃないですか。

なるほどなるほど、オロナミンCの広告塔読売巨人軍にひっかけてジャイアンチュと。
店内は待ちが出るほど賑わっていたが、咽喉のつっかえも取れたのでそそくさと店を後にする。
もちろん何の未練も無い。

おつまみを数種取ったが、それほど飲んではいないのに二人で五千円・・・?
レシートには明細がなかったので要求するとそれをみて驚いた。
お通しが6個になっているではないですか。
指摘して返金してもらったのだが店員は謝りもせずになんともバツの悪いジャイアンチュ話だがここでネタとして使わせていただいたのでその時の件は金輪際なしにしようと思う。

■「オロナミンC」の由来

オロナミンCドリンク(オロナミンシードリンク)は、大塚製薬が販売している炭酸飲料。
単にオロナミンC、オロナミンとも呼ばれているというかその方が馴染み深い。
1965年2月に販売が開始されたロングランヒット商品で、当初はガラス製の瓶入りで王冠型のキャップが用いられていたと言う。内容量は120ミリリットル。
71年にスクリューキャップとなったが、その後の毒物混入事件によりマキシキャップに変更されたらしい。

商品名オロナミンCについては、大塚製薬の皮膚薬「オロナイン軟膏」の「オロナ」とビタミンCの「ミンC」からつくられた造語だそうです。
名前だけでも皮膚薬からと聞くとなんとなく美味しくなくなるのは私だけでしょうか?

キャッチコピーはご存知、「元気ハツラツ!」
ですが、そこにも微妙な変化がみられるそうです。

2002年からは*「元気ハツラツぅ?」でしたが2011年からは*再び「元気ハツラツ!」に復帰。
最後は気づいていたような、そうでもなかったような、どうでもいいようなそんなプチ情報でした。




著者: tossie
居住地域:北関東 年齢:70年代生まれ 趣味:釣り、散策 言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。 ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。 プロフィール詳細 Twitterでフォロー

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