「#井桁(いげた)」 の由来
最近は簡単なことでは驚かなくなったつもりだが、これには正直驚かされた。
あれって実はそうじゃなかったんだって。
最近はチケット取りなんてそんなにしなくなった。
その理由はあの事件に他ならない。
人気公演なのに運よく数分で電話がかかり、必要事項を丁寧に、綿密に確認しながら
音声ガイダンスに従ってボタンをプッシュ。
あと一息。暗証ボタンの確認ガイダンスが流れ最後に♯ボタンを押す。
すると・・・
もう一度最初からやり直し・・・・おいおい。
頼むよ。ダフ屋だと定価の倍以上するプレミア価格。そりゃないよ。
その日からもう電話を信じることをやめたのだった。
それからというもの、♯シャープボタンという存在に嫌悪を感じる。
一体このボタンて何なの?
このマーク、ほとんどの人がシャープと認識しているはず。
それはもちろん音楽の楽譜で使われるシャープからきているのに間違いない。
でもでも実はシャープではないのだというのです。
本物のシャープはこれ「♯」で、電話についているシャープはこっち「#」。
違いが判らないって?縦線が真っ直ぐか斜めかという違いらしい。
この電話についたシャープに似たマークの正体、それは「井桁(いげた)」。
■「#井桁(いげた)」の由来
「いげた」とは、木で井の字の形に組んだ井戸のふちのこと。
井戸をそれほど見かけない現代ではあまり身近ではありませんよね。
井の字の形、また井の字の形に組んだものは「いげた」と呼ぶことが多いようです。
ちなみに住友グループ各企業のシンボルマークもこれ。
なぜ井桁が電話に用いられているかはわかりませんが、
世界的に見るとパウンド、ナンバーキー、ハッシュキー、世界標準ではスクエアと呼ばれているようです。
ちなみにパソコンで呼び出すときは、♯(シャープ)の場合は「しゃーぷ」。
#(いげた)の場合は「いげた」か「なんばー」と入力しないと出てこないとのこと。。
まぁしかし「シャープ」という呼称は一般的になっているので、不便もないことですしこれから正しい呼び方に変更しましょうなんて運動が巻き起こることはないでしょうね。
知っておいてもそれほどの自慢にはならないけど、ちょっとだけためになる話でした。
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