「UKASUKA-G(ウカスカジー)」 の由来
思想や趣味をダイレクトに反映させた活動ができるアーティストというのはそうはいない。
その理由は、それほどの余裕があるということはそれなりのビッグネームでなくてはならないし(注目を浴びるくらいの名前)
それ以上にそれほど売れているアーティストはその名声を手放したくないから行動を慎むため、社会的な議論を沸き起こすような主張をしないものだから。
だけどアートというのは、何らかの主張から生まれるものでありそれを忘れてしまったのなら、それは空箱でしかないのでは、と私は思う。
それができる一人が、皆さんご存知ミスチルの桜井さんだろう。
地球環境を考える坂本龍一さんとの活動は、その連なる名前からも皆さんも知るところではないだろうか。
そしてそれに関連してまた一つ新しいユニットが生まれたという。
■「UKASUKA-G(ウカスカジー)」の由来
そう今年はワールドカップイヤー。
Mr.Childrenのボーカル桜井和寿さんと、ヒップホップMC、GAKU-MCと聞くと異色のユニットに思えるかもしれないが、どうやら二人はプライベート(サッカーを通して)でも大の仲良し。
その二人をつなぐサッカーの大イベントに向けて曲を発表したのだ。
ユニット名は「UKASUKA-G」(ウカスカ・ジー)
実は結成は8年前のドイツワールドカップ。
ただ、その時は「GAKU-MC/桜井和寿」という名前だった。
ユニット名を一新して再結成、ワールドカップを盛り上げてくれるそうです。
その「UKASUKA-G」(ウカスカ・ジー)の名前の由来については・・・
このローマ字の綴りをよく見てください。
逆から読むとGAKUSAKU(ガク・サク)となっていますよね。
つまり二人の名前を逆さまにしたものだったのです。
曲のタイトルは「手を出すな!」。
そこには深いメッセージが刻まれているのだそう。
サッカーをモチーフにした曲であるものの、日常の色んな場面や戦争のことに対して「手を出すな!」と訴えかけている。
サッカーにはもちろん「ハンド」という手を使ってはいけないルールがある。
そこにかけているわけだ。
「世の中にはどうにもならない事っていっぱいあるし、うまくいかない事だってたくさんあるけれど、「手を出すな!」にこめられたメッセージは、皆の生活の中にもちゃんとあって、それこそ自分の持ち場をしっかりやれよ!っていう事なんだなって僕は思った。」とは、曲を受け取ったGAKUさんの言葉。
二人が生み出したのは、応援歌であり反戦歌。
無理に主張することはないが、そういったメッセージがたくさんの人々の心に響いてゆくことだろう。
最近のコメント