「ビビる」 の由来

びびる

テレビを見ていたらなんか面白い芸名の方がでていました。

ビビる大木?

びびるの意味を調べてみると「おじけづく」とありました。
古くは平安時代から使われていたそうです。
この芸人さんがカタカナを利用している点からも西洋の匂いがしたので最近かと思いました。
しかし、芸風がおじけついている訳でもなし・・
調べてみれば元々はお笑いコンビとしての名前だったそうです。
大木さんは大内さんという人と1966年コンビを結成。デビュー当時はジャージを着用して活動。
「はじめまして、こんばんみ!!」「わっしょい!」といったギャグでブレイクしたそうです。
しかし、2002年ラジオにて相方の大内さんが引退表明し、それから大木さんはコンビ名を残した現在の芸名に改名し、ピン芸人となったとか。
そういう経緯があったのですか。あまりテレビみないので・・
この「びびる」は芸人の間でよく使われてきたようです。
江戸時代には舞台前に緊張や気後れから萎縮することを意味する楽屋言葉としてよく用いられたとか。
その流れか、お笑いに熱い関西エリアでは一般人にも広く普及しておりますね。
 70年代のツッパリブームの時には、悪いことをする前や喧嘩の前などにおじけづく
仲間に向かって発せられ、重用されました。
その後80年代に入ると、世代や地域を問わず広く普及し、おじけづいている人や萎縮しやすい人そのものをさす、名詞形の「びびり」も登場する。

びびるの由来

びびるの語源は、戦のときに鎧を着た大軍が動いた時の触れ合う音が「びんびん」と響いて聞こえたことからだと言われているようです。
この音を「びびる音」といったそうな。
平家と源氏が戦ったときには次のような話も伝えられています。
小鳥がいっせいに飛び立った音を平家側は、源氏が攻め込んでくる「びびる音」と勘違いして驚いて戦わずに逃げたという。
これは歴史上では「富士川の戦い」というそうです。
でも戦ってないんじゃないか?
なにはともあれ、、びびる=おじけずいたエピソードとしてはこれ以上のものはありませんね。
ちなみに江戸時代には「はにかむ」という意味でもびびるは使われたそうですよ。
はにかむは現代では、恥ずかしそうな仕草をさすので若干違和感がありますね。
まぁしかし、びびるに1000年以上の歴史があったとは驚きでした。
この驚きはびびるではありませんよ。




著者: tossie
居住地域:北関東 年齢:70年代生まれ 趣味:釣り、散策 言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。 ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。 プロフィール詳細 Twitterでフォロー

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