「ろくでなし」 の由来
「わいせつ電磁的記録記録媒体頒布罪」
なんじゃ~そりゃ。
そんな罪にとわれたのはアート活動をしている造形作家・兼漫画家「ろくでなし子」さん。
自分の女性器をモチーフにしたアート活動をしているろくでなし子さん。
今回は自身の女性器を3Dスキャンした「“マン”ボート(カヤック)」を製作することを決めたがお金がない。
そこで小口資金を集めるクラウドファンディングサイトを利用して製作資金の募集活動を始める。
一定額以上の寄付を行った支援者へは見返りとして、3Dプリンターで女性器の造形物が制作できる「“まん中”3Dデータ」をプレゼント。
この女性器を再現できるデータが「わいせつ電磁的記録」とみなされ今回の罪にとわれたらしい。
だがこの逮捕、海外で特に議論を呼んでいるという。
「チンコを神社に祀ってる日本人がマンコの3Dデータ配布で逮捕はおかしい」
「馬鹿げた法律だ。アートはどこへいっても不滅である。」
確かに外交に比べるとこういった動きにナーバスな日本。
海外のご指摘にもなるほど!と納得なきもする。
そういったこととは関係なく、この記事に反応した日本のメディアも逆に面白い。
それは外国でのろくでなし子の紹介。
英語で「ろくでなし」を訳せないためか、“good-for-nothinggirl(役立たずの子)”とされている点。日本語って難しいね。
■「ろくでなし」の由来
ろくでなし・・・確かにその意味を別の言葉で表現するならなんの役にも立たない人のこと。海外メディアある意味正解。
ろくでなしの「ろく」は、一般的に「碌」と書かれるが、これは当て字なのだそう。
もともとは「陸(呉音でロク)」と書き、日本で「陸」といえばもあちろん平らな土地のこと。
そこから物や性格がまっすぐなことも意味する。
その否定として「陸でなし」が生まれ、性格が曲った人という意味となる。
こうして現在使われている「ろくでなし」の意味となったのだ。
数日後外国メディアからの疑問の声は思わぬ波紋を広げている。
ろくでなし子事件は男女差別だというのだ。
「ペニスはOKなのにヴァギナがダメなのはおかしい」
米国では一種の女性差別だと受け止められていて、都議会でヤジを飛ばされた某議員の件と同じだとされているらしい。
ろくでなし子さんの主張をみてみよう。
<日本社会において、女性器があまりにもタブー視され「必要以上に隠されてきたために、逆にいやらしさが増幅し、女性にとっては単なる体の一部なのにセックスや卑猥なイメージを勝手に与えられてしまったと感じ」たことから、そのイメージを払しょくするために、明るくポップな作品を制作してきたという。>
なるほど、私は男だからだが、女性器に接する機会がほとんどなかったため知識はその名称だけで神秘のベールに包まれたまま成長しその全貌を知ったのは大人になって行為をなしたときだった。
もっと身近に感じていたならそれほど狼狽えることはことはなかっただろう。
パンチらと一緒と考えるというのはどうかと思うが、隠すから興奮するもので隠さなかったなら全く見たいという気にはならないかもしれない。
ろくでなし子さんに共感する自分がいる…
皆さんはどう思いますか?
私にはこれ以上掘り下げる勇気はございません。
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