「エボラ出血熱」 の由来
遠い国のお話だと思っていた病気が、今まさに近づいてきている。
2014年、夏現在4カ国合計で感染者1711名、死亡者932名。
今後、その被害は拡大する可能性が高いと言われている。
エボラ出血熱だ。
初めてこのウイルスが発見されたのは1976年、そう今から30年以上前のこと。
スーダン(現在は南スーダン)のヌザラ (Nzara) という町で、倉庫番を仕事にしている男性が急に39度の高熱と頭や腹部の痛みを感じて入院。
消化器や鼻から激しく出血して死亡した。
それだけではおさまらず、男性の近くにいた2人も同様に発症。
一気に広がりを見せ最終的にヌザラでの被害は、死亡者数151人にのぼった。
エボラ出血熱の由来
「エボラ出血熱」 という名前は、最初に感染した男性の出身地付近を流れる川、エボラ川からとって命名されたのだそう。
エボラ川(Ebola River)は、現コンゴ共和国を流れるモンガラ川の上流部分である。
その後もエボラ出血熱はアフリカ大陸で10回、突発的に発生・流行。
感染時の致死率は50~90%と非常に高いという。
その致死率の高さをみると、非常に恐ろしい病気ではあるのだが30年の間でもその死者数は1590人と、他の感染症と比べても少ないのがせめてもの救い。
空気感染はなく、他人に感染する前に感染者が死に至るため、蔓延しにくいというのがその理由らしい。
しかし今のところエボラ出血熱ウイルスに対するワクチンや有効な治療法は確立されていないことからも恐ろしい病気には変わりがない。
エボラ出血熱を検索してみただろうか?感染者の症状を写真で確認してみよう。
見るに堪えない。壮絶なものがある。
比較的その類に強めの私でも吐き気をもよおした。
死ももちろんであるが、そういった醜態で最後を待つのは酷すぎる。
日本に入ってきたことを想像するだけでゾッとする。
エボラ出血熱の症状
頭痛/目・鼻・歯茎・耳・肛門・陰部など開口部からの出血/吐血/関節や筋肉の痛み/尿の減少
感染経路
感染者の血液・唾液・便・嘔吐物・尿・汗などの体液の接触
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