「パーキンソン病」 の由来
衝撃のニュースが世界中を駆け巡った。
あのロビン・ウィリアムズさん自殺したというものだ。
皆さんご存知のように、ロビン・ウィリアムズさんといえば世界的に有名な喜劇俳優でありコメディアン。
いまを生きる、レナードの朝、グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち、ミセス・ダウトといったようにその出演作はどれも名作の呼び声も高く
映画好きな私は、いかに彼が偉大であったかを改めて確認した。
それから数日、彼の奥さんの語った言葉に真実を知る。
「彼は勇気を持って、うつ病や不安、そしてまだ公表する準備ができていなかった初期のパーキンソン病と闘っていました」
パーキンソン病といえば原因不明の難病。我々もその名前くらいは知っている。
ロビンさんの自殺が、同じように悩みを抱え闘っている人々が助けを求めるきっかけになってくれればと、彼女はあえて公表に踏み切ったのだという。
■「パーキンソン病」の由来
パーキンソン病(パーキンソンびょう)は神経変性疾患の一つであり、アルツハイマー病についで頻度の高い疾患と言われている。
日本では難病(特定疾患)に指定され、似た症状を来たすものを、原因を問わず総称してパーキンソン症候群と呼んでいるらしい。
中年以降の発症が多く、高齢になるほどその割合も増えるらしい。
主な症状は手足のふるえ、手足の曲げ伸ばしが固くなるといった運動症状であるが様々な全身症状・精神症状も合併するというからたちが悪い。
根本的な治療法もいまだに確立していないため、症状を緩和するための治療が主となる。
その「パーキンソン」という病名は、ロンドンで開業していたお医者さんジェームズ・パーキンソンさんJames Parkinson(1775年-1824年)の名前からきているのだそう。
あるとき、パーキンソン先生の患者の中に、手がふるえ、身体が固くなり、次第に動けなくなる原因不明の病気が現れる。
この症状に興味をもち研究を続けたパーキンソン先生。その結果を、学会に論文として報告。
発表当時は注目されることはなかったが、後になってその評価が大きなものとなり今に語り継がれているのだそう。
そういったことから、必然的に先生の名前がつけられたというわけ。
ちなみに名づけたのはフランスの大学者であるシャルコー先生というかた。
驚きですんね。現代病と思われていた奇病、難病が200年以上前すでに存在していたのです。
我々もいつそうなるかは分かりません。個人的には長生きなんてしたくないかな。
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