「病み付き」 の由来

精神の病んだ人が世の中に増えている。
私は比較的そのような状況を受け入れている。
自らもいつそこへいつ陥るかわからない闇を持っているのも知っている。
心の病は紙一重であるからだ。

この病に関しては人によってかかり易さの度合いがある気がする。
一番は心配しすぎたり、ネガティブ志向が強いこと。
それと残念ながら、やさしさの量にも比例している。それと真面目さもある。
周りを思いやったり、人に譲ったり、自らの願望を前に出さない人は要注意。
こういった傾向の人は己自身の中に溜め込んで行ってしまう。
破裂する前にガス抜きできない状況が一番危険な状態。
周りによき理解者が一人でもいれば少しは違うが自分自身を追い込んでゆくのは非常に危険だ。

また不思議なことに、耐えて耐えて緩んだ時期に一番多いという特徴も持つらしい。
寒さから解放され開放的な3月から増えてくるという事実がそれを示している。
その時期に別れや出会いが必然的に訪れる日本の形態はいかがなものだろう。
精神の安定など到底ありえない。そして五月病が待っている。
おきて当然の心の病だ。この時期は緩急が激しすぎる。
ジェットコースターのように浮き沈み、心を乱す要素が満載。

■「病み付き」の由来

「病み付き」という言葉がある。
意味を聞かれたら、たいていのひとは趣味や勝負事に熱中してやめられなくなることと答えるのではなかろうか。
しかし本来の意味は、病気にかかることや病気のかかりはじめのことを言った。
病気のかかり始めという元の意味から、病気になったかのようにハマッてしまったとか熱中しているといった意味に変化していったのだ。

誰しも病などにはかかりたくないが、こういった場合には興味に対しての集中という決して悪くない状況であるのが面白い。

心の病気はそう簡単に癒えることはない。
しかし解消法の一つに何かに熱中するという方法もある気がする。
何かに集中し、それだけを考える。病み付き病になってしまえばいい。
するとどうだろう、おのずと不安や心配が消えて付くではないか。
まさに「病み付き」状態だが、これはポジティブ病の方である。
もちろんそのように何かに打ち込める状況は、すでに病が解消しているとも思われるがそのことをいつでも心に留めて、いくつか引き出しを持って生きてゆくと少しは楽になるのかもしれないよ、と4月1日にの今日、新生活を踏み出す皆さんに由来メモからの訓示の言葉を贈りたい。




著者: tossie
居住地域:北関東 年齢:70年代生まれ 趣味:釣り、散策 言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。 ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。 プロフィール詳細 Twitterでフォロー

1コメント

  1. なし - 2022年12月29日, 12:06 AM Reply

    なるほど、な考察だと思います。

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