「無料(ただ)」 の由来
「無料(ただ)」 の由来についてまとめたエッセイです。由来だけ手っ取り早く知りたい人は下のほうまで飛ばして読んでね。
この言葉大好きです。
ケチで無駄が嫌いな私にとっては「無料(ただ)」というお得情報はもはや生活の一部であります。
でも、「ただより高いものはない」とはよくできたフレーズで、なぜ無料なのかを分析してみると、その奥にはたくさんの思惑が隠れていたりするわけです。
例えば駅の近くに車を止める。
最寄の500円にはじまり、遠くなればなるほど料金は下がり、最後に無料の場所を見つけます。
車で数分の距離、しかし歩いてみれば思いのほか遠い。。
駅に着くと息切れしてなんなら汗をかく始末。
ちょいとコンビニに寄って飲み物なんかを買うと、電車に乗り遅れたことに気づき新聞やらお菓子やら・・
最寄の500円を思い出し、ため息をついてみたりする。
例えばスーパーの試食。
ただとはいってもさすがに人目も気になる。
ある程度混雑していていい感じの雰囲気に飛び込み一口。
なかなかいけるなぁ~と後ろ髪引かれながら梯子。
いくつか周ったところであれれ、、買う予定のなかったものがかごの中でデカイ面してこっちを見ている。
よくみれば試食したことで、食べたくなったいくつかの食材が!
ジーザス!!
そんな経験、皆さんはありませんか??
某デパートの輸入雑貨屋さん。
コーヒーの試飲をほぼ年中無休で行っている。
それほど飲まない私でも、あの匂いと、デパートの持つ不思議な貫禄に飲み込まれて何度かいただいた。
正直・・美味しい。しかも夏はわざわざアイスコーヒー。
その店を週末通りかかったら、なくなったのに列は途切れず、店員がたてて持ってくるのを待っているという始末。
ただを、タダを、無料を ・・強要するのかい??
何か間違っちゃいないかい日本。
しかし、よくドトールとかスタバがそれを許すものだ。
そんなこんなで(どんなだろう)、今日の「無料」何がいいたいかと言えば、なんで「無料(むりょう)」と書いて「ただ」と読むのだろうか?
言いやすいから? ただの当て字??
無料のことを「タダ」というのはなぜか
「ただ」という名詞の意味を調べてみた。
*1 *取り立てて値打ちや意味がないこと。普通であること。
例 ただの人
*2 * 何事もなく、そのままであること。無事。
例 見つかったらただでは済まないぞ など
*3* 代金のいらないこと。また、報酬のないこと。無料のこと。
例 ただでくれる ただで働く など。
と書くと気づかされます。無料の「ただ」は奥が深いということを。
そして「ただ」を漢字にしますと、「只」となるそうです。
これを分解してみると、カタカナに変換できることに気がつきましたか?
そうです。
「ロ・ハ」となります。
このロハというのが、無料を意味する俗語なんだそう。
俗語って??
公式な場面、文語、公文書などの改まった場面では用いられない言葉。
くだけた場面のみに使うことを許される言葉の総称であり、品のない言葉遣いのこと。
隠語やスラング、若者言葉などがこれにあたります。
つまり「ただ」から「無料」に移行するのに「ロハ」を経由していると考えると分かりやすいかもですね。
さらに俗説ですが、ドイツには気前がいい人のことを意味する言葉に「ロッハー」ってのがあるそうです。
なんだか挨拶みたいですね。
これを語源とすると説もあるそうですが、伝わった経緯などは一切ないそうです。
後付け??
こちらのほうが面白いけど・・ 笑
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