「COSTCO(コストコ)」 の由来

先日、ついにデビューを飾りました。
「COSTCO(コストコ)」デビュー。
皆さんは御存知ですか?

関東での認知度は高いようですが、それ以外では札幌、尼崎、久山の3箇所しか店舗がないそうで全国的に見るとまだまだかもしれません。
簡単に説明すると、アメリカ型の会員制のスーパーであります。
この会員制ってすごくいい響きですよね。
なんだか中に入るだけでドキドキしてしまいます。
といいましても、私は連れの連れ。
身内のカードでのお友達入店ですので大きなことは言えませんね。

朝十時前だというのに駐車場は満車。
なんとか端のスペースを見つけ、早速入店。
入り口からなんとなく違和感を覚えます。
お店というより・・・そう、倉庫なんです。
広告の張り紙などもなく、入り口も殺風景。
出口と入り口は隣りあわせでそれ以外には窓もなし。
商品もある程度の統一感しかなく、すべてパレットに載っています。
商品も一つ一つがビッグな上に大量販売。まとめ買いってやつですね。
カートもそれに合わせて巨大。
子供なら五人くらいは乗れそうな大きさです。
しかも・・もちろん・・安い。
行くまではアメリカのものばかりを置いているものと思い込んでいましたが、そんなこともなく日本のメジャーブランドも置いてあります。
入ると目の前は家電。
東芝やらソニーやら。
それを過ぎると日用雑貨
。奥の方には食品。
野菜から肉野菜。
パンなどは数十個単位で、ケーキなどはホールというより板状。
40×50センチとか、ティラミスなんかはまるでバケツ盛り。
店員はといえば、陳列する人は皆無で、試食や窓越しに切ったり焼いたりする人ばかり。
お客の買い方もそうなんだけど、それ以上にすべてがビッグサイズなのでここはなんて景気のいい場所なんだろうなんて幻想に襲われます。
三時間ほどかかって一周し、会計を済ませると二家族とはいえ・・
四万円お買い上げ。
何しろ大きい商品が多いので持ち帰りについては難儀しました。
この我々の見慣れない聞きなれないすべてのシステムの目的は、徹底した経費削減なのだそうです。
たくさん仕入れることで値段の単価を抑え、流通、店舗、人権費を抑えることで料金に反映させる。
私の好きな「無駄」を省いた小売の理想形かもしれません。
もちろん当然レジ袋なんてないので、持参してください。

コストコの歴史

コストコ社のはじまりは1976年。
カルフォルニア州サンディエゴにある飛行機の格納庫を改造して作られた「プライスクラブ」という名前の倉庫店からでした。
スタートから倉庫だったのですね。
そして一気に急成長を遂げます。
アメリカ国内において創業後わずか6年未満でその売上をゼロから30億ドル(約3,000億円)に伸ばした会社はコストコが最初なのだそうです。
1993年には「プライスクラブ」と合併して「プライスコストコ」という名で206倉庫店を有し年間160億ドル(約1兆6千億円)を売り上げました。
その後アメリカを始めとして世界に広がり、1997年には「コストコホールセール」と正式に社名を改め、現在では世界570以上の店舗があるそうです。

コストコ社の企業哲学は「常に経費を節約し、その分を会員の皆様に還元していこう」というシンプルなもの。
そこから「会員の皆様への可能な限りの低価格」が実現しているのだそうです。
なんとなく社名も見えてきましたね。

必要経費つまりコスト”cost” (費用)が由来のそうです。
「コ」については見つかりませんでしたが、コーポレーションの「コ」ではないでしょうか。(憶測)
このシンプルかつ企業理念に沿った、ストレートな社名こそが「徹底したコストカット」を武器とする会社の最大の経費削減なのかもしれませんね。




著者: tossie
居住地域:北関東 年齢:70年代生まれ 趣味:釣り、散策 言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。 ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。 プロフィール詳細 Twitterでフォロー

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