「あいおい損害保険」 の由来

もちろん使わないことにこしたことはありません。
しかし、生活していればいつどんな場面に遭遇するかは誰も予想できません。
自動車、地震、火事、盗難・・などなど。
だから事前に安心を買う。
そうして我々は保険に加入するのです。
皆さんはどんな基準で加入しますか?
お値段?補償内容?営業マンの姿勢?
うちは三番の営業マンであります。
身内にいると断り辛くないですか?
どうせ入らなくちゃならないものだし、具体的な補償や相談、経済もあるのでなるべく親身で、相談しやすい窓口を。
誰しも考えることでしょう。
だって不安を解消するための業務なのですから。

そんな身内から我が家で加入していたのが「あいおい損保」。
選んだわけでもありませんが、私個人は気に入っています。
なぜって、、なんとなくかわいいし、漢字より平仮名が好印象だからかもしれません。

あいおいの由来

2001年(平成13年)大東京火災海上保険と千代田火災海上保険との合併により誕生しました。
あいおいは、相生(共に生きる、一緒に生まれ育つという意味)と愛生(愛が生まれるという意味)からきているそうです。
更にブランドは「IOI」とし、これを「あいおい」と読みます。
「I」は人を表し、「O」は人を繋ぐネットワークを意味するとか。
なんて!できすぎた?由来なのでしょうか。
かわいくていい感じであること以外、私にはまったく知識はありませんでしたが、(「IOI」がIHI 石川島播磨重工に似ているなってくらい)名前に漢字が二つ絡んでいて、更にロゴが絵文字的役割まで!
また、相生とか愛生なんて言葉も知りませんでした。
更に調べてみると、「相老い」という言葉も見つかりました。
意味は、「夫婦が仲よく連れ添って、共に長生きすること。」
相生の「生い」を「老い」に掛けた言葉でもしかしたら造語なのかもしれませんが、これまた老後のための保険などと説明すればしっくりきますよね。

しかし、ここからは複雑なお話。
私のそれほど長くない人生経験のなかでも何度か出会った事態が出現するのです。
そうです。
吸収、合併であります。
2010年4月、三井住友海上グループホールディングス、ニッセイ同和損害保険と経営統合することとなりました。
同年10月に合併し、「あいおいニッセイ同和損害保険株式会社」となったのでした。
こうなると社名の由来は薄れるような気がするのは私だけでしょうか?
三つも四つも要素が合体し、頭の中での整理もつきませんね。
サービスが変わらなければ問題はなし?
それだけで済むのでしょうか。
私は以前悩んだことがあります。
なぜなら自動車事故で迷惑かけられた会社がその合併相手に入っていたからであります。
しかも自分の加入していた会社は仲介してくれませんでした。
もしそんな二つが合併したら・・・あなたはどうしますか?
最大手になってくれれば安定が見込まれ加入者も安心というのが通例かもしれません。
しかし、その合併には業種によっては逆に不利になることも考えていただきたいものですね。
最初に書いたように我々が保険に求めるのは「不安の解消」なのです。
どうせなら中途半端な名前を残さないほうが会社の未来は開けるかも・・しれません。
あいおいが生まれたときのようにね。
「あいおい」非常にもったいない気がします。




著者: tossie
居住地域:北関東 年齢:70年代生まれ 趣味:釣り、散策 言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。 ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。 プロフィール詳細 Twitterでフォロー

一言コメントする

メールアドレスは公開されません。

You may use these HTML tags and attributes: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>

CAPTCHA


日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)