「セイコーマート」 の由来
旅先で見慣れないものに出会うと、写真を撮る癖があります。
まぁそれは写真好きの日本人なら大いにありえることですね。
それが誰でも必ず立ち寄るコンビ二で、しかもその地域にだけ無数に存在していたらどうにも気になるので、写真を撮るだけでは飽き足らずとりあえず入ってみました。
それが私が発見した、ご当地コンビニ?「セイコーマート」さんです。
オレンジ色の鳥のようなマークにSeicomartの文字。
最初に遭遇した時にはなんて読んでいいのか、またそのように呼んでしまっていいのか非常に困ったものです。
セイコーマート(Seicomart)は、主に北海道を地盤とする(本社所在地は札幌市中央区)コンビニエンスストアチェーンだそうです。
店舗数は2011年3月末現在で1101店舗あり、国内のコンビニでは第7位の店舗数とか。
7位という微妙な順位をどう語っていいのかは疑問。
北海道1001店、関東地区100店とのことなので、本州の方は目にしたことがないかたがほとんどかもしれませんね。
関東でも、茨城県・埼玉県に多いそうで、近畿地方へも進出したそうですが既に撤退、関東エリアについても、フランチャイズ展開はかなり限定されているようです。
おそらく簡単には見つからないことでしょう。
もし見つけたら是非入ってみましょう!
そんなセイコーマートが最近、密かに話題になりました。
それは本社が北海道であることに関係があります。
関東は一時、食の問題が取りざたされました。
それは放射能の問題です。
牛乳、卵、野菜など、生鮮食品を中心にスーパーの商品に対して疑念が生まれました。
産地が書いてあってもそれも信用できず、地産地消をすすめ過ぎたばっかりに野菜などは近場ばかりで選択の余地すらありません。
そんな食に不安を持った母親達を中心に情報が飛び交いました。
「セイコーマートがいいらしい。」
『新鮮で安全な商品を低価格でお客様へご提供する』を基本理念としているセイコーマート。
他のコンビニチェーンに比べて、生鮮食品に重点を置き、プライベートブランド以外の商品は定価より数円程度の割引を行うなどしています。
そして注目となったのは、その仕入先。
ほとんどが北海道なのです。
関東からだと東北を通り越して北海道のものが入ってくるのです。
じゃがいもやとうもろこし、牛乳なんかはわかりますが、肉類や野菜も北海道。身近なものを信じられない人々がコンビニであるセイコーマートに走ったのでした。ほんとうに不思議なお話。
その北海道内では最多の店舗数を誇るのだそうです。
シェアは39%越えています。
○○党などより、圧倒的な支持率です。
売上高でも以前は道内首位を誇ったセブン-イレブンを押しのけつつあります。
大手が進出しないような道内末端までも積極的に店舗を展開しているといった点も影響しているのかもしれませんね。
1号店が開店したのは1971年とのことで、これは国内の同業者であるセブン-イレブンよりも古く、コンビニ業界では最古参の部類に入ります。
もちろんそんなことは知りませんでした。
セイコーマートは地場の酒販関係者の集まりからできたため、大手流通チェーンのように商社の資本参画による経営ノウハウや資本力で全国展開されている現在のコンビニ業界とは一線を画します。
24時間営業をあまり重視しないという方針もあり、6時~24時といった一昔前のコンビニスタイルが現在も見られます。
また、酒造・酒販業界から発祥した経緯もあって、当初から酒類取扱店舗の率が極めて高いのも大きな特徴だそうです。
酒類を取り扱わない店舗は、公共施設に入居する店舗のみで極めて少数であります。
更に、コンビニATM や、 Kitaca・Suica・楽天Edy といった電子決済、ゆうパックによる宅配業務や料金収納など大手と変わらないサービスが提供されています。
■「セイコーマート」の由来
名前の「セイコー」とは、チェーン全体を「成功」させるという意味からと、創業者である西尾長光の西と光の2文字からとられているそうです。
そうですか。
「成功」ですか。
漢字変換では多々ございますが、全く選択に入っておりませんでした。
星光・精巧・性向・製鋼・性○・・・
ロゴマークについては、伝説の不死鳥フェニックスをモチーフしているそうです。
時代の変化に合わせ、幾度となく自ら生まれ変わる永続性への熱い願いからとか。
シンボルカラーのオレンジは、若々しさ、明るさ、活動的なイメージを表しています。
そのヒントをもとに皆さんも探してみてください。
コンビニらしくないものを見つけられたときの感動はきっと格別です。
KEI - 2019年4月30日, 8:28 AM
社名はセコマ?なぜ?