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「管を巻く(くだをまく)」 の由来
酒に酔った時、取り留めの無い事や不平不満など訳のわからない事をぐずぐず言うこと。
それを”管を巻く”と言います。
そうか、あれが管を巻くなのか!と自らを反省します。
愚痴が溜まっていたのは確かですが、相手がわざわざそのネタを拾ってくるのは誤算でした。
話を聞いてやるよと気分を良くして飲み始めること一時間。
私は愚痴ばかりになり、さらにそれが堂々巡りに。。。
しまった!
それ以来、私は公の場のお酒を控えることに。その人とはそれから疎遠に。
晩酌は家で、一人仲良く(テレビやパソコンと)自由に楽しくに切り替えました。
これなら飲みの後で人間関係が気まずくなったり面倒になったりすることはありません。
ああ!なんて楽なことでしょう。
飲みの席は別だって?
確かにそうかもしれませんが、人それぞれ。
自分が素面なら管を巻かれるなんて以ての外。
面倒臭い面倒臭い。
「管を巻く(くだをまく)」の由来
管を巻くが何処から来たのかという話については幾つか説があるそうですが、どうやら江戸時代には今と同じ意味で用いられていたようです。
「くだ」は、くどくて煩わしいことを言う「くだくだしい」から来たとは一番簡単で分かり易い説。
他の説によれば、「くだ(管)」とは機織りで糸を紡ぐときに用いる軸のことだそうで、それを「糸繰車」に差して糸を巻くと「ぶうんぶうん」と単調な音で鳴る。
管巻きの音や糸を巻く動作が、酒に酔った人が同じことを繰り返し、くどくど言う姿に似ていることから、「管を巻く」と形容されるようになったとのこと。
だから漢字で「まく」を「撒く」と表記するのは誤りで、「巻く」と書くのだとか。
なるほど、くるくる回っていては終わることなく取り止めのない話。
仕事をしない分、話の方がたちも悪い。
二度と管は巻きたくないものです。
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