「SoftBank(ソフトバンク)」 の由来
携帯会社を取り上げたときに、もしかしたら一度由来を書いたかもしれません。
しかし、今回取り上げるのは理由があります。
それは皆さんも御存知の東日本大震災の件です。
ソフトバンクの孫正義社長。
個人資産から100億円と今後の引退までの報酬も全額寄付!
もちろん稼いでいる人、スター・アイドル・野球選手・サッカー選手・財界の大物に海外の映画スター。
それなりに寄付するのは当たり前だろ!
なんて言いながらテレビを見ていた器の小さい私ですら飲んでいたお茶を噴出しそうになりました。
「ひゃ ひゃ ひゃくおく~~!!!!!」
どんだけ気前いいんだよ しゃちょさん
多少言葉が汚くなったのをお詫び申し上げます。
そのお名前から大陸の方に間違いはないはずですが、今回でもそうですし、確かあれは福岡ダイエーホークスの時もそう。
携帯に参入するときもそう。
やり方が強引なようでいて、その後大きな顔をするでなし。
なんとなく尊敬できる経営者象を感じていたのですが、今回の件でそれをより一層感じたのでありました。
ということで、今回は会社よりむしろ孫さんについての感心、関心、興味から調べてみたいと思いました。
歴史と由来
現在の「SOFTBANK(ソフトバンク)」は株式会社日本ソフトバンクとしして、1981年9月にスタートしました。
1990年7月には商号をソフトバンク株式会社に変更し、検索ポータルサイト「Yahoo! JAPAN」を運営するヤフー株式会社の設立やブロードバンド「Yahoo! BB」の提供など、イーコマース事業を中心にビジネス展開。
孫正義社長の下で、世界一のインフラ提供者になるというビジョンを掲げブロードバンド時代にあったビジネス展開を行っているそうです。
すいません。すでについていけない私のために・・
イーコマース事業とは・・
インターネットを介した商業活動(eコマース)のこと。
インフラとは・・
インフラストラクチャー「infrastructure」の略となります。
生産や生活の基盤を形成する構造物のこと。
ダム・道路・港湾・発電所・通信施設などの産業基盤、および学校・病院・公園などの社会福祉・環境施設
がこれに該当するそうです。
なるほど、この時点でも孫社長の大志が見て取れるかもしれません。
生活基盤と簡単に表現したいところですが、そんなちっぽけではないようにも感じます。
より人々が安全安心に心地よく過ごせるシステム。
つまり今回の震災では、それが崩れたわけで、それについて自分の損得ではなく様々な業種にテコ入れすることでそれを打破する。
自分でやるのではなく、社会全体を個人財力で動かす。
心に裏もなく理にかなっています。
不味いですね。
早くも結論が見えてきてしまいました。
ソフトバンク名前の由来
「SOFTBANK (ソフトバンク)」という社名の由来は、設立時の事業内容であったソフトウェアの流通会社として多種多様なソフトウェアを取り揃える「ソフトウェアの銀行(バンク)」を目指した所から来ているそうです。
というか今回の寄付などは国の銀行融資のようですよね。
保身の銀行より全然気前もいいですしね。
孫 正義 [そん まさよし]さんについて
1857年8月生まれ 韓国系日本人実業家。
アジアングルーヴ株式会社代表取締役社長の孫 泰藏さんは実弟。
佐賀県鳥栖市生まれ男ばかりの4人兄弟の次男。
久留米大学附設高等学校に入学。
司馬遼太郎の『竜馬がゆく』を読み、脱藩に憧れて渡米。
夏休みを利用してカリフォルニア州にて語学研修のため4週間の短期留学。
その後中退し、米国ホーリー・ネームズ・カレッジの英語学校へ入学。
高校卒業検定試験に合格したため、高等学校を3週間で退学。
どんだけ頭がいいのでしょう 笑
米国ホーリー・ネームズ・カレッジに入学するも二年後にはカリフォルニア大学バークレー校経済学部の3年生に編入。
つまり、頭も切れるし、行動力もあるってことなのでしょうか?
そのまた二年後、シャープに自動翻訳機を売込んで得た資金(1億円)を元手に、米国でソフトウェア開発会社の「Unison World」を設立。
学生ですでに億の仕事をしていたんですね。
翻訳機ということは、もちろんこの渡米経験が活きたわけです。
経済学士をとり帰国、その後福岡に事務所を構えます。
なるほど、九州で生まれ、福岡で事業。
ダイエーホークスを買収したのは、故郷だったからなのですね。
1990年日本に帰化。
これも知りませんでした。私にはもうなんのわだかまりもありません。
ロペスワグナー、トゥーリオ、アレックス、ラモス同様に応援いたします。
逸話を一つ
高校生時代、藤田田さん(日本マクドナルド、トイザラス創始者)に会うために直接会社に行ったそうです
当然、門前払いを受けるが何度も訪れて根負けした藤田さんはついに社長室に通したといいます。
そこで「今度渡米するのだが、アメリカで何をすべきか」と尋ね、コンピューター関連を学ぶように助言されたのでした。
その後成功した孫さんは藤田さんを食事に招待し、藤田さんはあの時尋ねてきた高校生が孫正義だったかと驚き、非常に感激し、孫の会社に自社パソコン300台を発注したそうです。
どちらも器がでかい話。
最後に孫社長の今年のあいさつ文の一部を転載
情報テクノロジーの進化はさらに加速していきます。
一方で、人と人が、共感でつながること、感動を共有すること、
その喜びこそ、幸せの源泉たることは、この先も未来永劫変わることはありません。
私たちは、人々の喜びを増やしたい、逆に悲しみを少しでも減らしたい。
そんな人々の幸せのために、情報テクノロジーの進化を正しく役立てることが、
私たちの使命であると考えています。
人と人をつなぐことで、世界の一人でも多くの人に満面の笑みを、かけがえのない幸せを。
ソフトバンク 新30年ビジョンのエッセンスは、
「デジタル情報革命を通じて、人々が知恵と知識を共有することを推進し、
企業価値の最大化を実現するとともに人類と社会に貢献する」
という創業以来掲げてきた理念に込めた思いそのもの、あらためて言うならば、
「情報革命で人々を幸せに」と凝縮できるでしょう。
ソフトバンクは次の30年、志を同じくする世界中の人々と一緒に、
そのことを徹底的に追求し、成長し続ける企業を目指します。
これからも立ち止まることなく、志の実現に全力投球していく所存です。
皆様のより一層のご支援、ご指導を賜りますようお願い申し上げます。
ソフトバンクHP
「ソフトバンク株式会社代表取締役社長 孫 正義 社長挨拶より引用」
<http://www.softbank.co.jp/ja/info/vision/message/>
(アクセス:2011年4月8日)
皆さんはどう感じましたか?
私は初志貫徹の「志」を感じました。
『竜馬がゆく』にも共感しますし、100億円だけでなく「震災孤児対象に18歳までの通信料の完全無料化」という善意に真の心「まごころ」を感じました。
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