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「トイザらス」 の由来
おもちゃ屋さんて子供にとっては夢の国。
私も小さいころは入り浸り、眺めているだけで時間を忘れたものです。
でも、よくよく考えてみると商品の数は今ほど多くはなかったし、店舗もそれほど大きくなかった気がします。
それぞれの町におもちゃ屋は一軒か二軒程度しかなくて、人気商品が出ると地域の子供のほとんどがそこに集まるというのは、今でも懐かしい思い出として頭の片隅に残り、古き良き日本という感じがします。
チェーン店の進出により大型店ができ始め、さらに進むとモールの片隅に。
おもちゃ屋も時代の変化に翻弄された職の一つでしょう。
現在はインターネット等でも手軽に子供用のおもちゃを購入することができるように多様化が進み、次の時代はどのようになってゆくのか。
もしかしたらデータだけ販売されて、家庭の3Dプリンターで簡単再現。
プラモデルもそこに貼るシールもわざわざ商品を取り寄せるという時代が懐かしくなる可能性も示唆しておきましょう。
「トイザらス」 の由来
時たま足を運ぶおもちゃ屋の一つに「トイザらス」があります。
(大人になっても通ってしまう変態で失礼)
トイザらス(Toys“R”Us) は、世界展開している玩具大型量販店のチェーンストアである。
正式な英語表記は「Toys“R”Us」である。ただし、ウェブサイト等では「Toys”R”Us」と表記することもある。看板などのロゴは「TOYSЯUS」表記だが、2007年のロゴ刷新までは「TOYS“Я”US」だった。
社名は日本語でも英語でもよく間違われ、「トイザラス」「Toysarus」などが多い。
引用元:Wikipediaより
トイザらス(Toys“R”Us)は世界中に約700店舗を持つ玩具のチェーン店。
看板等の表記は「TOYSЯUS」であるが、正式な英語表記は上記のように「Toys“R”Us」。
念のため書いておくと、「トイザラス」「Toysarus」などは誤りですので悪しからず。
名前の由来の一つは創業者の名前からかなのだそう。
ワシントンで子供家具・洋品店を運営していたチャールズ・ラザラスさんがその人で、玩具メーカーも始めることにしたときに、自らのラザラスという名前とおもちゃを意味する英語トーイから名造語を思いつきます。
それがトイザらス。
トイザらス(ToysRUs)には、「“Toys are us.” おもちゃといえば私たち」という意味も込められているといいますが、それが後付なのかは不明。
ここで細かい疑問を二つ。
一つめはToysRUsと「R」が反転している理由。
この「Я」にはちゃんとした理由があるそうで、文字を習い始めたばかりの小さな子供たちがアルファベットの「R」を逆さまにした「Я」と間違って書いてしまうことが多いのだとか。
そういったことから「子供達に親しんで貰えるようなお店になるように」という願いを込めて(もちろんそのインパクトも狙って)生まれたといいます。
そしてもう一つの疑問。
日本語表記の「トイザらス」の平仮名「ら」についても実は「R」に関係しているそうで、英語のロゴの「Я」のニュアンスを表現しているといいます。
決して日本のキングオブアニメ「ドラえもん」のマネではありません。
この決定を下したのは、日本法人設立に携わった有名人、藤田田さん。
マクドナルドで有名な同氏が、「R」だけを反転させた表記に倣って、「ら」だけをひらがなにした日本語表記を考案・命名したのだそう。
確かにカタカナで流すより親しみを感じるこの表記はお見事としか言いようがない気がします。
命名するときには参考にしたいものですね。
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