「ほうじ茶」 の由来
私はお茶にこだわりがない。
どこへいっても言われるがまま・・出されるがまま出てきたものをただ飲む。
もちろん今日のはうまいとか、いい味だくらいの感想はあっても特に又、次にもそれを飲もうなどといったこともない。
だからお茶の種類や違いにも疎い。
ウーロン茶は中国からだってのはさすがに分かるけど原料とか産地とかそういったことにすら興味もなかったりする。
静岡が有名なことくらいは分かるけど。
今日はそんな程度の馬鹿な男の呟き程度で寛大に見て欲しい。
といった前置きで今日は「ほうじ茶」について。
ほうじ茶とは
ほうじ茶(ほうじちゃ、あるいは 焙じ茶ともいう)とは、日本の緑茶の一種。
茶葉を焙(ほう)じて飲用に供するもの一般を指します。
焙じるからほうじ茶?「焙じる」の意味が分からないと先に進めないようです。
焙じるは同意語として、「あぶる」「いる」「いためる」となります。
つまり「ほうじ茶」とは、煎茶や番茶、茎茶を炒った(焙<ほう>じた)もの、焙煎(ばいせん)したもののことで、焙じたことで独特の香ばしさが増すのだそう。
苦みや渋みは消えて、口当たりはあっさりします。
私としては、「ただ炒っただけ」は驚きです。素材の違いではないのですね。
手間がかかっている分高価となりますが、上質な葉を選りすぐった高価なものでも、格は玉露や煎茶より下となります。
日本茶全体からすれば高級な部類のものではなく、ランクとしては番茶や玄米茶などと同クラスとなりますが、地域性も有り、ほうじ茶飲用の習慣が深く根付いている京都では、上質なほうじ茶が料亭の改まった席で供されることも多いそうです。
また、番茶をほうじて飲用することが一般的な地方では、番茶=ほうじ番茶を指すことが多いようですね。
ほうじ茶の由来
前出の「焙じる(ほうじる)」からその由来は来ており、焙じるについては陶器製のフライパンのような土鍋「焙烙(ほうろく)」からきているようです。
焙烙は炮烙とも書き、また、ほうらくとも読みます。
素焼の平たい土鍋(どなべ)のことで、米、ゴマ、豆、塩などを炒(い)るのに使われます。
漢語の「炮烙(火刑の一種)」を語源とするのが有力なようですが、ほかにも「火色(ほいろ)の器(く)」から転じたとする説や、火にかけるときゆっくりと中身を回転させなければならないので、その姿が静御前(しずかごぜん)の法楽舞(ほうらくまい)に似ているたとする説などがあるそうです。
「焙じる(ほうじる)」ことは、コーヒーでよく言う「焙煎(ばいせん)」と同じことです。
高熱で炒ってあるので、少し焦げた味になり、香ばしいくなるのです。
と書きながらお茶のズブの素人である私はここまで書いて気付いたのでした。
そうか!炒めてあるから、茶色いんだ。
そしてこれを読んだ人は思うんです。
「こいつ そんなことも知らんのか。」と。
お騒がせいたしました。
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