「名刺」 の由来
「名刺」 の由来についてまとめたエッセイです。由来だけ手っ取り早く知りたい人は下のほうまで飛ばして読んでね。
なんて物騒な名前なのでしょうか。「名刺」名前を刺すと書きます。
材質を考えれば「名紙」でいいと思うのですけど。これにもきっと理由があるはず。調べてみましょう。
名刺の由来
名刺の歴史は、中国の唐や漢の時代まで遡るそうです。漢字だからやはり中国からのようですね。
一説には漢の国の高祖劉邦が、妻を娶る際その父親に面会を申し込んだそうです。
その時、名刺に「政治献金をしますから」と言うメッセージを入れて取り次ぎを頼んだのがはじまりとされているとか。軽い賄賂??
メッセージについては「うんと実家を栄えさせますので、ぜひお嫁に下さい。」であった説もあるようです。
当時は材質が現在と異なりました。「竹木」だったそうです。言われてみると中国らしいですね。「竹」
それを削って姓名を刻んだものを「刺」といったそうです。それから名札のようなもの「名刺」と呼ぶようになったとか。
なぜ刺すなのか。やはり皆さん気になっているようです。
調べた結果、「刺」自体に「名札」の意味があるようです。
つまり「名刺」だと、本来は「名名札」というややこしい意味合いになっているよう。
英語だと「visiting card(英)」「calling card(米)」
この方がわかり易いのでしょうか。
先ほどの劉邦さんの話に戻ると、この「カード」を奥さんの実家の塀にさしてプロポーズしたようです。(この際、内容はご本人のプライバシーとしておきましょう。)
ここでややこしいのが塀に刺したという表現。
刺すから名刺?
更にこの塀が竹だっていうじゃありませんか。
竹の塀に刺したから「名刺」
余計なことは考えないようにしましょう。
「刺」に「名札」の意味があるそうです。漢字では。
それにおよそ2000年も前の話なので定かではないようで、探せば探すほど様々な話が見つかりました。
でも劉邦さんが絡んでいるのは間違いなさそうです。
日本でもこの言葉がそのまま利用されたのだそうです。
いつの時代から入ってきたのかは定かではないそうです。
資料がないみたい。
ただ、江戸時代以前の日本の名刺は、墨で和紙に手書きされたものだったそう。
それが開国後、印刷に変わったそうです。
より丁寧に自己紹介をするなら、手書きも一つの手段。
さらに竹に書いて渡せば「インパクト」は間違いありません。迷惑がられることも間違いありませんが・・
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