「はがき」 の由来
通信網がインターネットや携帯電話が主流となった現代で「はがき」の存在を思い出させるのは年賀状をだすときくらいになりつつあります。
私はこうみえて文章を書くというのが苦手なので(特に社交辞令の短文とか)昔からこの儀式が億劫だったのですが、パソコンを使うようになってから少し楽しみになりました。
字は斜体を選んで参考文を持ちいれればいいし、好きな写真を使いながらデザインも楽しむことが出来るからです。
宛名も一度打ち込めはボタン一つで数十枚が容易に出来上がってきます。
あの100.0mm×148.0mmという狭い空間をフルに利用するのが一つの芸術の探求のようであり、時間のゆるす限りたくさんのデザインを作成するのです。
出した相手からのリアクションというのはほとんど無いので完全な自己満足。
でも年賀状ってそんなものかもしれませんよね。
■「はがき」の由来
はがきとは、手紙の形態の一つ。郵便葉書の略とのこと。
その由来は紙片などに書いた覚書き「はしがき」からきたという説が有力なようです。
つまり「端・書き」から派生した言葉で「端書」とか「羽書」とも書いたといいます。
江戸時代には、借金の催促や徴税令といった金銭関係の通知文書や伊勢の国の紙幣などが「端書」と呼ばれていました。
それが明治以降に郵便制度が導入されてから、今のように郵便はがきをさすようになったのです。
漢字の「葉書」が用いられるようになったのもこの明治以降。
近代郵便制度の創設者であった前島密(ひそか)さんが採用したとされています。
この漢字は当て字であるとされていますが、すでに「端」があったにもかかわらず「葉」に代える理由がどこにあったのかは疑問ですよね。
それについては諸説あり、確かなことは分かっていないということです。。
ただその中でも「タラヨウ(多羅葉)」の木から「葉書」の「葉」が来たという説が有力とされています。
「タラヨウ」は、別名「ハガキの木」とも呼ばれている木。
タラヨウの葉は、古代インドで字を書くために用いられていました。
古くは「字書柴(じかきしば)」「絵書柴(えかきしば)」「紋付柴(もんつきしば)」とも呼ばれいそうです。
実は今回この「タラヨウ」を偶然見つけたことが、今日の題に「はがき」を選んだ理由。
先のとがったもので葉の裏側を押してみると驚いたことにはっきりと字が書けるのです。
それが「葉書」の由来だよと友人に聞かされたのですが、不確かな情報だったようですね。
ただ、紙のなかった時代などは特に「葉っぱ」に字を書いたというのは想像に難しくなく、大きさもちょうど良いものが多いという利便性からも用いられていたというのは確かな歴史に思えます。
端書の割には「はがき」のサイズは大きいので、「葉書」という当て字は適切ですしなんとなく風流な日本人には馴染みも深いことでしょう。
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