「米」 の由来
「米」 の由来についてまとめたエッセイです。由来だけ手っ取り早く知りたい人は下のほうまで飛ばして読んでね。
新米の美味しい季節になりましたね。
今日は日本人の主食「米」のお話です。
主食とはいえ、最近の若い人たちのライフスタイルからはその地位が脅かされているようです。
飽食の日本においては必ずしも毎食、食べられているという食生活は徐々に薄れてきているようです。
そんな中で、実は私も朝食はパンの生活です。
自分としてはお米は毎食でもかまわないくらい大好きですなのですが、どうしても家族にあわせると、なんとなく調理法が簡単に見えるすぐ食べられるパンの魔力に押されがちです。
本当は自分が何を必要としているのかを見失ったなら、ホテルの朝食ブッフェへ足を運んでみましょうね。
よりどりみどりの食べ放題であなたは何を選びますか?
私は好きなものを選ぶうちにその食材に合うものはご飯しかないということに気づき、いつのまにか大盛りをよそっています。
最近は「朝カレー」なんてものが流行っていると聞いて、それは無理とテレビの前で首を振っていたはずなのに当たり前のようにご飯にはカレーがのり、「朝ごはんは金(大切という意味らしい)」というおばぁちゃんの言いつけを旅先でだけ守っています。
もちろんプレートにはパンはのらないのでした。
そんな主食「米」の由来は私の親が申すには「この漢字を見ればわかるだろう。作るのに”八十八”の手間がかかるんだ。」なんてことを言ってましたが真相は・・
米の由来
古来よりお米は日本人にとって非常に大切な穀物でした。
このことは現代に生きる我々でも容易に想像できます。
不安定な食生活から(狩猟)安定した食生活へ(栽培)。
そのため、様々な儀式や祭礼のなかで使われていたことが分かっています。
つまりお米とは神聖なもの・神秘的な力が「こめられた」存在である。
「込める・籠める」といった意味から転じて「こめ」と呼ばれるようになったと考えられているのが最有力な説です。
もう一つ説があります。
お米とはそもそも稲の実であるわけですが、その「小さな実」を指す「こみ(小実)」「こめ(小目」)」という言葉から転じて「こめ」になったと考える説です。
これについては私の考えではあまり同調できません。
それは麦や豆などが存在するからです。
特に麦とはその形状が似ているので説明がつかない気がするからです。
もっとも古くは「ヨネ」と呼ばれていたようなので漢字が先か読みが先かという議論にもなりえるでしょう。
米はアジア圏で多く生産されているので、ベトナム語の「コム」
タミル語の「クンマイ」酒の醸造を意味する朝鮮語の「コメン」
などとの類似から由来との関連性を見出そうとする意見もあります。
でも私は米の特許を外国に持っていかれたくないという個人的な感情からコメの由来は、「日本発」と言っておきたい。
ただ、「米」という時の成り立ちを調べてみると元々は稲穂を表す象形文字だったと考るのが妥当らしい。
1本の横線の周りを6本の短い縦線が取り囲むように書かれ、横向きになった稲の穂先を表現しているのだという。
まぁ漢字は大陸からでもしかたがないかな。
と書いていたら私の父の八十八手間説もあるらしい。
これが通れば一発逆転なんだけど・・そんな簡単ではないですね。
ついでに当て字にしても「米」を狙うもう一つの勢力。
アメリカが「米」なのは紛らわしいと思うのは私だけだろうか?
この表記だとTPPの匂いがして仕方がない。
今に始まったことではないけど。
まぁこれは アメリカ → 米利堅 → 米国ってことだから仕方がないのかな。
なんとなくカリフォルニア米を宣伝しているように感じてならないけど。
私だけか・・
要するに私は「米」が日本の文化であってほしいという願望をのっけて由来を調べてしまったらしい。
まぁその辺は「米 愛 LOVE」ってことで勘弁してくださいな。
ご飯のおかずがご飯だけでは厳しいけどそれに近いぐらい
「うまいご飯」が好きなんですわ。
いっしー - 2013年9月12日, 9:04 PM
おー
n - 2015年10月10日, 6:35 PM
そういう事なんですね@
分かりやすく教えていただきありがとうございました。
匿名 - 2018年3月7日, 5:16 PM
仮説で親を否定しても無意味ですよ
親は食育として「米はお百姓さんが八十八の手間をかけて育てたのだから残さずに食べなさい」と教えたと考えますが
あなたは嘘かも知れない仮説でそれを否定するのですか?