「アップル」 の由来

アメリカ合衆国カリフォルニア州クパティーノに本社のある、デジタル家電製品および同製品に関連するソフトウェア製品を設計・製造する企業。
(旧社名:Apple Computer inc. / 現社名:Apple inc.)

設立者は3人の青年で一人目はご存知、大学を中退しアタリ(アメリカ合衆国で創業したゲーム企業)の技師をしていた「スティーブ・ジョブズ。」
もう一人は、ヒューレット・パッカードに勤務していたスティーブ・ウォズニアック。
最後にアタリで製図工をしていたロナルド・ウェイン(ロン・ウェイン)。

ジョブズとウォズニアックは、地元のコンピュータマニアの集まりであったホームブリュー・コンピュータ・クラブ(「自家醸造」コンピュータ・クラブ)に通っていた。
そこで、安く簡易な回路のコンピュータができると確信し、1975年10月から半年間かけて設計、1976年3月に最初のプロト機を完成させる。
1976年6月に、バイトショップにApple Iを50台納品。
666.66ドルの価格がついたが、あまり売れなかった。
失望したロンは10%の配当権を放棄する代わり、800ドルを受け取って会社を去る。(ということで創業者は二人とも言えるらしい)

ところが!8月を過ぎると売上は好転し、ジョブズとウォズは昼夜時間を惜しんでApple Iを製造した。
そしてサクセスストーリーへと繋がっていく。(ジョブズは30歳でクビになるわけだけど)
Appleの社名の由来には様々な説があるそうで、
・ジョブズがフルーツダイエットをしていて、リンゴだけ食べればシャワーを浴びる必要が無いと考えていたから。
・電話帳の最初のほうに掲載したかったから(アルファベット順)
・リンゴは知恵の実で良いイメージであるから。
・ジョブズがビートルズのファンであったから。(レコード会社名がapple)
・会社名がなかなか決定しなかった時、たまたまジョブズがリンゴを食べていた。
・現在のコンピュータの概念を初めて提唱したアラン・チューリングが青酸カリ入りリンゴで自殺したから。
といったように、多くの仮説・俗説がありますが、Apple社は公式な説明をしていないのだそうです。
更に、あの特徴的なロゴマークについて説明すると、1977年にAppleが設立された頃のロゴは、ニュートンがリンゴの木に寄りかかり、本を読んでいる絵だったそう。
ロン・ウェインのデザインだった。
しかし、ジョブズはロン・ウェインのロゴに不満があったそうで、アートディレクターのロブ・ヤノフに新しいロゴマークのデザインを依頼。
ヤノフはシンプルな林檎の右側に、一かじりを加えた。
「一かじり」を意味する “a bite” と、コンピュータの情報単位の “byte” をかけたのだそう。
へ~と感心しつつよく出来たお話です。

一度は追放されたジョブズも1997年に暫定CEOとして復帰。
復帰後、黒のボディと白のアップルロゴを組み合わせたPowerBook G3を発表。
その後、iMacから6色リンゴのロゴを廃止し立体的にデザインされた単色ロゴを採用します。

■スティーブ・ジョブズ語録

スティーブ・ジョブス氏が2005年6月12日に行った、スタンフォード大学卒業祝賀スピーチが話題となっているそうだそう。

スティーブ・ジョブズのスピーチ

私が今回、アップルについて調べたくなったのもこのスピーチをもとにしたドキュメンタリー番組を見たからであります。
名門スタンフォード大学で当時実際にその場所にいた若者達は、三年後にリーマンショックを経験し、その多くが挫折、頓挫する。
彼らはそんな時、彼のスピーチを聴きなおすというのだ。
彼は自分のサクセスストーリーではなく三つの失敗を語りました。
そして最後に「ハングリーであれ。愚か者であれ」 締めくくったのです。
それらの言葉は心に問いかけてきます。
「今の自分でいいのか?殻を脱ぎ捨てろ。自分に素直に生きて幸せを掴め。」
彼のいくつかの言葉を拾ってみよう。

※「 」内がジョブズの言葉です。

「当時は分からなかったが、アップル社に解雇されたことは、私の人生で起こった最良の出来事だったと後に分かった。成功者であることの重さが、再び創始者になることの身軽さに置き換わったのだ。何事につけても不確かさは増したが、私は解放され、人生の中で最も創造的な時期を迎えた。」

その時に大きな衝撃を受けても問題はそれを糧に出来るか否かではないでしょうか。
学びは失敗からしか生まれない。失敗をおそれるな。

「あなたの時間は限られている。だから他人の人生を生きたりして無駄に過ごしてはいけない。ドグマ(教義、常識、既存の理論)にとらわれるな。それは他人の考えた結果で生きていることなのだから。他人の意見が雑音のようにあなたの内面の声をかき消したりすることのないようにしなさい。そして最も重要なのは、自分の心と直感を信じる勇気を持ちなさい。それはどういうわけかあなたが本当になりたいものをすでによく知っているのだから。それ以外のことは、全部二の次の意味しかない。」

自分らしく生きろが一番理解しやすい表現な気がします。
個性を強く持ち続けることが、誰も想像できない未来を切り開くと言っている気がします。

「私はアップルの経営を上手くやるために仕事をしているわけではない。最高のコンピュータを作るために仕事をしているのだ。」

我々の仕事は金儲けを続けるためにしているのではないのです。
人々の生活をより快適・幸せにする手助けをするためになされなくてはならないのです。

「知ってると思いますが、私たちは自分たちの食べる食べ物のほとんどを作ってはいません。私たちは他人の作った服を着て、他人のつくった言葉をしゃべり、他人が創造した数学を使っています。何が言いたいかというと、私たちは常に何かを受け取っているということです。そしてその人間の経験と知識の泉に
何かをお返しができるようなものを作るのは、すばらしい気分です」

過去の偉人に感謝する気持ちが大切であること。
私が偉いのではなくこれまでの文化を築き上げてきた先人・偉人に感謝する謙虚さが大切である。
自分が偉人なのではなく、自分は他人との係わり合いの中で先人の知恵に着色してビジョンを作り上げているだけである。

「あなたがテレビのスイッチをオンにするのはあなたが自分の脳のスイッチをオフにしたいからだと思います。それに対してコンピュータで仕事をするのは、脳のスイッチをオンにしたいときではないでしょうか。」

人から与えられるだけでは脳みそは働かない。
想像できる能力を自ら失ってしまいますよ。

「仏教には「初心」という言葉があるそうです。初心をもっているのは、すばらしいことだ。」

いつもフラットにゼロから発想することが成功への近道である。
新鮮な気持ちが斬新を生み出すものです。

最後に「点をつなぐことが大切」これは私も人生の教訓になっています。
様々な経験の一つ一つに無駄は一つもありません。
畑違いのことであっても、引き出しにいれておけばいつか役に立つときが来るのです。
多くの引き出しを持ちましょう。
そして、その点を線に変えられる感性を磨きましょう。
チャンスは、巡り合わせは、時間は誰にでも平等に訪れます。
それが彼のいう「直感、運命、人生、カルマ、その他何でも。」なのではないでしょうか。

伝記本「スティーブ・ジョブズ」から公式ではないにしろ由来についての記述があるそうです。
「アップル」の社名を付けたことについて、ジョブズ氏は著者のアイザックソン氏に、「果実食主義の食事のひとつだから」と語ったのだそうです。
ジョブズ氏はリンゴ農場から戻ったばかりで、その名前は「面白そうで活発な上、高圧的ではない」と考えました。
更にコンピュータの語感が少し柔らかくなることや、電話帳で自らが勤めていたアタリより先に来ることもその要因のようです。
ほら線で結ばれたでしょ。
果実食主義にリンゴ農場、ビートルズに電話帳 ・・・・点点点
これが天才にしかない直感力なんです。私には分かるのです。


Apple【アップル】iPad WiFiモデル
32GBタイプ MB293J/A (32GB)


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Core i5/4G/500GB/Thunderbolt MD313J/A




著者: tossie
居住地域:北関東 年齢:70年代生まれ 趣味:釣り、散策 言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。 ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。 プロフィール詳細 Twitterでフォロー

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