「PARCO (パルコ)」 の由来
昔はここで買い物すれば間違いないという感覚がありました。
というのもカジュアルからフォーマルまでカバーできて、流行にも敏感なので間違いがなく、学生などにとっては伊勢丹などより価格の面でも安心感があったからです。
今日は「パルコ」について。
「パルコ」といえば、やはり渋谷のパルコですよね。
「PART-1」から「PART3」「Quattro」「ZEROGATE」「STUDIO PARCO」などファッションから飲食、ライブハウス、劇場、ラジオの生放送と一大文化圏を形成しています。
私は昔イベント関係のバイトをしていたので、いくつかの施設には大変なじみが深く、たくさんの思い出があります。
そのせいでしょうか、大分、松本、宇都宮など地方へ行ってもパルコを見つけると立ち寄る癖があり、不思議な満足感を味わうのです。
その地方のオシャレを満喫したといった充実感もそこには含まれます。。
■「PARCO (パルコ)」の歴史
パルコは、もともとは今のような百貨店業ではなく、池袋のステーションビルを運営する会社として設立されたのだそうです。
丸物百貨店との資本提携を機に百貨店業へと業態を転換します。
その為、会社名も「東京丸物」を名乗っていました。
資本提携以後、「東京丸物」の名前で百貨店を営業してきましたが、違うコンセプトの百貨店のオープンを目指します。
1969年(昭和44年)、業績低迷を理由に丸物が撤退し、西武百貨店の資本参加を仰ぐことになると、池袋にパルコをオープンさせるのでした。
池袋パルコの成功により、社名も「パルコ」に変更。
渋谷、札幌、岐阜、千葉、大分と全国にオープンさせていくのでした。
現在では全国に21店舗を展開しています。
渋谷については、坂に囲まれた複雑な地形にあることなどから商業集積地に適さないと予想され、渋谷進出を危惧する声も多かったのだそうです。
そうした予測に反しパルコは若者カルチャーやアートとクロスオーバーさせた斬新な展開で挑み、大きな反響を呼びました。
以前は西武百貨店を中核としたセゾングループの一角を成していましたが、現在では森トラストグループとなっています。
■「PARCO (パルコ)」の由来
「パルコ」の由来はイタリア語の「parco(公園、広場)」からきているのだそうです。
人々が集い時間と空間を共有し楽しんだりくつろいだりする場所(空間)という意味を持つのだそう。
渋谷店に関して言えば公園通りに面し、代々木公園が近いことから名前の由来に関係あるのでは?という噂もありますが、一号店が池袋ということでその可能性は薄いようですね。
公園のイメージといえば?
ゆっくりできる。寛げる。遊べる。楽しめる。様々なイベントが催されるなどなど・・・
私の知る渋谷パルコはまさに若者の公園だった気がします。
最近は行ってませんね。この年だと入りづらい気もします。
もう西武や伊勢丹の世代になってしまいました。
なんだか少しだけ寂しい気分です。
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