日本文化

「おみくじ」 の由来

昔からクジというものが大好きで、駄菓子屋で一日に同じクジで1000円もつかったことがある。 もちろん次の日から親に一切禁止とされ、苦しい日々を送ったほうが印象深いわけだが。 一か月の小遣いを一日で使ってしまったのだから仕方がない。 でも駄菓子屋なら必ず当たりが出るのだからまだましだろ、というのは大人になってからの意見。 当時はゲーム機やモデルガンや流行りのおもちゃといった桁違いの景品につられ的屋のクジにも入り浸ったものですが、あれって本当に当たるの? 営業妨害だとか、名誉棄損だとか言われたら面倒だからそれ以上は言わないけど私はそういった場で一等が出たことを見たことがない。 かといって最近よくみかける、モールのゲームセンターなどの景品物は高額なものでもあてた人が笑顔でにっこりなんて写真があるから、あ、本当に当たるんだって確認できるわけだけど、目の前で当てたという人はやはり見たことがない。 と... »

「鯉のぼり」 の由来

実家に私の鯉のぼりの旗竿が残っています。 蔵の軒下に括られたその長さは10メートルも後半。 その重さを考えると、どうやってそれを立てたのか、また倒したのか、運んだのか当時のことをおもうと非常にロマンを感じます。 日本では男の子が生まれると、武者人形や旗のぼりがあげられお祝いします。 その中でも一番豪華で大きく、お金がかかるのが鯉のぼりといえましょう。 ある意味では見栄かも知れません。子どもの記憶に残ることはそれほどなく、大きくなってから写真で確認する程度。 笑い話ですが、私の体験では屋根より高い鯉のぼりが泳ぐ姿より家の中で鯉をくぐった思い出の方が残っています。 でもなぜ鯉なのか?子供のころから抱いていた疑問の答えを今日見つけました。 「鯉のぼり」がどこからきたか 端午とは、五月の初めの午(うま)の日という意味。 つまり定まってはいなかったのです。それがいつのまにか五月五日に固定、理由はわか... »

「アニメ」 の由来

日本のお家芸ともいえる「アニメ」。 それだけを何度も連呼してみる。 「アニメアニメアニメアニメアニメアニメアニメアニメアニメアニメ」 言っているうちに目ヤニとなるだけで、その由来など何も浮かんできません。 よくよく考えてみると、それはアニメ―ションの略であるという当たり前の事実に行きつくわけで・・・ ではアニメを日本語にするとなんだろうという素朴な疑問がわいてくる。 動画?違うよね。コマ撮り?複数の静止画像により動きを作る・・・・ なんとも表現しにくいし、どれもしっくりはこない。 やはりアニメはアニメであり、日本語ではなくても日本が世界に誇る産業なのである。 ■「アニメ」の由来 何だか分かりづらい感じに始まってしまったが、 今日取り上げたいのは、そのアニメ―ションの由来なのだ。 animation(アニメーション)は、ラテン語で霊魂を意味するanima(アニマ)からきているらしい。 生命の... »

「破魔矢(はまや)」 の由来

不思議におもうことがある。 正月に神社やお寺に行ってなぜ矢を買ってくるのだろうか? 新生児の初節句にも矢が贈られることもある。 うちの実家などは古い慣習が残っているので隣近所などからもお祝いが届いたりするのだが知人・親せき関係といった範囲を広げると未だにこの風習は全国的に根強いらしい。 家を新築した際の上棟式に棟の上に弓矢を立てるという習わしもあった。 言われてみれば小さいころの記憶ではその時に、餅やらボールやらお金やらといったものがまかれた。 あの時に矢印のものから五色の旗が垂れさがり、何やら華やかだった記憶がある。 最近はその安全性から省かれることがほとんどらしい。 破魔矢、その漢字が示す通り魔よけの意味を持っているのだろうけど その役割や意味はよく知らなかった。 ■「破魔矢(はまや)」の由来 正月に弓の技を試す「射礼」(じゃらい)という行事がったのだそうだ。 「ハマ」とは競技に用いら... »

「杉玉(すぎたま)」 の由来

杉玉とはなんぞや? 酒蔵に勤めている友人が作らなきゃならないってんで山の中までお付き合いをしたというわけ。 ところで杉玉とはなんぞや?何度も失礼します。 ■「杉玉(すぎたま)」の由来 杉玉(すぎたま)とは、スギの穂先を集めてボール状にしたもの。 酒蔵の玄関などにぶら下がるあれですよといっても馴染みの少ない人ばかりであろう。 日本酒の造り酒屋などの軒先にこの杉玉が吊されると、それは搾りを始めたことを意味し、新酒が出来たことを知らせる役割を果たすというわけだ。 専門的には酒林(さかばやし)とも呼ばれるらしい。 ここで実物を見たことのあった私でも初めて知ったことなのだが、吊るされたばかりの杉玉は蒼々としているというのだ。 茶色く枯れた様しか見たことがなかったのでしらなかったのだがこの色の変化が人々に、新酒の熟成の具合を物語るとのこと。 なるほど、その存在は奥深い。 それを見ると酒屋の看板のように... »