「アニメ」 の由来
日本のお家芸ともいえる「アニメ」。
それだけを何度も連呼してみる。
「アニメアニメアニメアニメアニメアニメアニメアニメアニメアニメ」
言っているうちに目ヤニとなるだけで、その由来など何も浮かんできません。
よくよく考えてみると、それはアニメ―ションの略であるという当たり前の事実に行きつくわけで・・・
ではアニメを日本語にするとなんだろうという素朴な疑問がわいてくる。
動画?違うよね。コマ撮り?複数の静止画像により動きを作る・・・・
なんとも表現しにくいし、どれもしっくりはこない。
やはりアニメはアニメであり、日本語ではなくても日本が世界に誇る産業なのである。
■「アニメ」の由来
何だか分かりづらい感じに始まってしまったが、
今日取り上げたいのは、そのアニメ―ションの由来なのだ。
animation(アニメーション)は、ラテン語で霊魂を意味するanima(アニマ)からきているらしい。
生命のない動かないものに命を与えて動かすことを意味するのだという。
なんとも奥深い。
日本にアニメが伝わったてきたのは明治の終わりころ。
「凸坊新画帖」と題され短編アニメーションが上映されたのだという。
その後、映画の場合は「漫画映画」、テレビの場合は「テレビ漫画」と呼ばれていたようだが、今日では皆さんご存知のように「animation」をそのままカタカナに訳した「アニメーション」、略して「アニメ」という表現が定着している。
アニメーションの日本語訳としてはやはり、日本初のアニメーション会社ともいえる日本動画株式会社設立に加わったアニメーター政岡憲三さん提唱の「動画」以外にないようである。
「漫画」という表現もあるが、やはり我々の感覚では漫画=本というイメージが強いのではなかろうか。
歴史を見れば「線画」「繰画」という呼称もあったようおだが、我々には馴染みが薄い。
その子供受けする、非常に柔らかく温かみを感じる生命を与えられた動くものはそのイメージ的にも堅苦しい漢字で表現するのは難しく、アニメはアニメでありアニメでしかない*というほど日本人の生活に馴染んでいるのではないだろうか。
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