「尖閣諸島(せんかくしょとう)」 の由来
2012年9月7日午前、尖閣諸島付近で操業中であった中国漁船とこれを違法操業として取り締まった海上保安庁との間で事件が発生。
尖閣漁船事件もしくは中国漁船衝突事件と呼ばれている。
まだ我々の記憶に新しいのでこれ以上説明の必要も無いだろう。
もしかしたら、なんてことのないありふれた事件だったのかもしれないが、あまりにも後処理が悪かったようで世間から注目を集めてしまった。
日本の弱腰外交が国民感情を逆なでしたのだ。
9月21日那覇市議会は9月定例本会議で中国政府への抗議決議、日本政府への意見書の両案を全会一致で可決した。
同日、石原慎太郎東京都知事にあっては「中国のやっていることは理不尽で、やくざがやっていることと同じ」と述べる。
更に石原知事は北京市主催の国際フォーラムに招待されていたが、「あんな国、頼まれても行かない」と訪中を取り止めたという。
また、船長が釈放された24日の記者会見では、「パンダをもらって尖閣をやるのか」と政府の対応を非難した。
また、「衝突時のビデオを公表するべき」と主張した。
衝突の場面を海上保安庁はビデオで撮影していたが、民主党政権は中国への配慮からという理由で映像の公開を拒否した。
ここいらですでにおかしい。
何を配慮するというのだ?
こうした中、インターネット動画サイト「YouTube」に、ハンドルネーム「sengoku38」によって中国漁船が巡視船2隻に体当たりする場面が収録された合計44分の動画が六分割されて流出した。
瞬く間にネットからテレビへと情報が広がりパニックとなる。
その後、第五管区海上保安本部所属の海上保安官である一色正春さんが「自分が映像を流出させた」と名乗り出る。
理由は「衝突映像が闇から闇へ葬られてはいけないと思った」から。
映像は本来秘密性が低いとして逮捕は見送られた。
■尖閣諸島とは
沖縄本島の西約400キロの東シナ海に尖閣諸島は位置する。
5島と3つの岩礁で構成されており、明治28(1895)年から日本国固有の領土であり、行政上は沖縄県石垣市に属する。
かつては、かつお節工場などもあったが現在は無人である。
昭和40年代から周辺海域で石油や天然ガスなど資源埋蔵が言われはじめたことで、中国と台湾が領有権を主張し始めた。
■「尖閣諸島」の由来
「尖閣諸島」の名称は、明治政府からこの島を無償貸与された実業家である古賀辰四郎さんの依頼により、1900年(明治33年)5月に当地を調査した高知県出身の教師、黒岩恒さんが命名。
島の尖っている形状と「イギリス海軍水路誌」にある”The Pinnacle Islands”の意訳に由来するのだそうです。
てことで、とりあえず由来を書いてみたわけだが今日の本題はここではない。
2012年になって東京都の石原慎太郎知事が尖閣諸島の一部を都で買い取る意向を表明したのだ。
都の購入対象は、尖閣諸島のうち、魚釣島、北小島、南小島の3島。
現在は民有地で、政府が賃借している。
都が購入とのことで税金を投入?と思いきや東京都は購入資金の寄付口座を開設した。
2012年5月中旬現在ですでに約7億円が集まった。
都には、寄付とともに、「賛同する。がんばってほしい」とか「石原(慎太郎)知事にしかできない」といった意見が全国から寄せられているらしい。
石原知事はこのことに対して「国民がどれだけこの問題で危機感を持ち、中国の姿勢に反発しているかということだ」と語った。とりあえず寄付金口座を書いておこう。
「みずほ銀行東京都庁出張所(店番号777)、普通口座1053860『東京都尖閣諸島寄附金』」
実は私も振込みをしようかと思案中。
ただ情けないという感情も入り混じっている。
我々の税金で政治家は国を動かしているはずだ。
しかし、その政治家が国土を真剣に守ってくれないのだ。
だから自治体(今回は東京都という大きい括りだが)が手を上げたという話だ。
つまりそれは国を信用できないという態度の表れであり、それに同調する国民が後を絶たない。
私もそのうちの一人だ。
一体どんな国なのだろう。
ここにきて国も買い上げると手を挙げた。
このやり方もなんだか情けなく感じる。
だったらもっと早く取り組むべき問題ではないか。
まぁなんにせよ、今回のタイミングは完璧だったようにみえる。
「原発を止めた場合、経済と生活がどうなるかを考えておかなければ、日本がある意味で集団自殺をするようなことになってしまうのではないか」
誰かが言った直後に都知事の尖閣購入表明があった。
真実が知りたいのならハンドルネームの由来を調べてみればいいんじゃないかな。
この国は一体誰が動かしているのだろう?
最近疑問でならない。
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