「電気グルーヴ(でんきグルーヴ、DENKI GROOVE)」 の由来

これだけ多彩な人もいないのではないだろうか。
それは私が尊敬するピエール瀧さんのこと。
出会いはもう10年以上前。
当時よく遊んでいた友達がテクノにはまってた。
自分はそれほど興味はなかったが、とりあえず「電気グルーヴ」を知っていたことと、ありえない事をする人たちという簡素な知識とそこから生まれた好奇心のおかげで、ライブに同行することになった。
確か大宮ソニック辺りで、あそこはすごく狭い上に与えられた席は端っこながら最前列。
開演前からドキドキしていた。
始まると、その席のせいか(アンプの前)圧倒的な爆音が響き渡り、館内は笛が鳴り響く。
ここのファンがこうなのか??
メンバーがいつものおふざけで登場。最初からとばしていた。
ピエールさんが近くに来て、これ以上ないテンションとなった友人を傍目に妙に落ち着いていた自分だったが、次の瞬間私のテンションもMAXとなった。
なんと!私の帽子を頭から取るとそれをかぶったのである!
驚いた。丸々一曲かぶりながら踊る瀧さん。
ようやくMCタイムになったところで「ちょっと返してくるね。」と言って私の前に再度来て頭にかぶせると手を差し出して握手。
その思い出は数多くのライブの中でも群を抜いている。
そんなこともあってか、それ以来ピエール瀧さんが気になる。
気になるせいかよく見かける。
それは子供向けのポンキッキであったり、ある時は若手監督の映画、NHKの大河ドラマの時もあればロックフェスでも見かける。
なんて多彩な・・・もしかしたらミュージシャンじゃなくてエンターテイナーなの?

■電気グルーヴ(でんきグルーヴ、DENKI GROOVE)

瀧さんの本業である電気グルーヴをご紹介。
ナゴムレコードで活動していたインディーズ・バンド「人生(ZIN-SAY!)」の解散とほぼ同時期に石野卓球さんが、畳(当時の瀧さんの名前)等を誘い結成。
当初のメンバーは、卓球さん(ヴォーカル・プログラミング)、瀧さん(瀧)、耳夫さん(ギター)、高橋さん(アラシ、プログラミング)の4人。
その後、何度かのメンバーチェンジを経て、現在は石野卓球さん、ピエール瀧さんの2人組。
特にデカくて目立つという理由だけで、テレビ番組では瀧さんがリーダーとして紹介されていましたが、その都度代わるいい加減さがあるので正式なリーダーは不明となっている。

また、上記でも瀧さんの担当が(瀧)となっているが、これにも理由があります。
ある番組内で「電気グルーヴのなかで瀧さんは何の担当なんですか?」と聞かれた時、「瀧です。」と答えたことから瀧さんの担当パートは「瀧」とされるようになったとか。
確かにライブに行くと何をしているかは奇想天外理解不能自由奔放なので、確かに「瀧」なのかもしれません。でもそれが電気グルーヴ。
ディスコやテクノポップ、ダンスミュージック、エレクトロニカなど幅広い電子音楽の展開と毒を含んだナンセンスなユーモアで異彩を放ち、他には真似の出来ない独特の世界観で国内だけでなく、MAYDAYへの参加など外国でのリリースやライヴ活動も精力的に行っているのだそう。

■「電気グルーヴ」の由来

「ジェームス・ディーンズ」
「平成ガンバルマンズ」
こちらはバンド名の候補。
いくつかのアイディアのなかで見事「電気グルーヴ」が選ばれたのだそう。
選んだのは・・・ピエール瀧さんの親。
あの瀧さんの親がどんな存在なのかはもちろん存じ上げませんが、グッドチョイスなのではないでしょうか。
そういえば、うちの親は「電気グループ」って言ってたのを今思い出しました。

先日久しぶりに瀧さんのしゃべりを聴いた。
それは偶然つけたラジオの中。
相手を食ったような話の持っていき方。
力をこめるはずの場所ではこれ以上に無い脱力感。
適当なようでいて、いい加減に見せておいて、生放送でディレクターを気遣う優しさ。
しっかり曲だけは紹介するチャッカリぶり。
相変わらず一言一言、聞き耳を立てて釘づけになりました。
やっぱりこの人のスタンス・・・好きだなぁ。


電気グルーヴのゴールデンヒッツ~Due To Contract


SINGLES and STRIKES





著者: tossie
居住地域:北関東 年齢:70年代生まれ 趣味:釣り、散策 言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。 ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。 プロフィール詳細 Twitterでフォロー

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