「サッカー (soccer)」 の由来
「サッカー (soccer)」 の由来についてまとめたエッセイです。由来だけ手っ取り早く知りたい人は下のほうまで飛ばして読んでね。
スポーツにおける競技人口ってのは、その国での市民権のようになっている。
少子高齢化は進んでも、確実に子供は減っているのにこの競技の人口だけはそれほど変動なく、むしろ若干であれ上がっているような気すらする。
もちろんそれは自分のお気に入りだから気になるだけで、確たる証拠はない。
それでも代表戦は視聴率30パーセントを越え、日本の参加していないユーロ圏の大会でも30試合以上のうち三分の一ほどが民放で放送されるという不思議。
確実に力をつけてきているのは間違いない。
現在の世界ランキングは23位。
アジアでは暫定チャンピオン。
今日は「サッカー」について。
サッカーの由来
サッカーは好きだけど、このことについてちゃんと調べたことはなかった。
何のことかって?
それは海外ではフットボールなのになぜ日本ではサッカーと呼ぶのかってこと。
サッカー(soccer)という名称は、「アソシエーション(協会式)フットボール」(Association Football)が転化した物であるとのことだ。
association >> soccer です。
母国イングランドで19世紀後半に流行った、語尾に「 -er 」をつけるという通称のつけ方に由来するそうで、同時期にラグビーがイングランドでラガー (rugger) と呼ばれていたこともこれを証明している。
その当時イギリスではフットボールと言うと、association football(サッカー)と、rugby football(ラグビー)が一般的でしたが、正式名称では呼びづらいため、短縮形の ”soccer” と “ragger” と区別してカジュアルな呼び名で定着したわけですね。
つまり日本で言えば渋谷の女子高生から生まれたみたいなことなのだろうか?
横須賀言葉の「ジャン」が全国で聞かれる感じ?
それよりは沖縄の語尾を上げて「さ~」と言ってる雰囲気が一番近いだろうか。
世界的にみて「サッカー」という呼び名が使われている国はそれほどなく、その多くは他のフットボールと区別する必要がある場合が多いようだ。
例えばアメリカで一番メジャーなのは同じ足を使うアメリカンフットボール。
日本は更に広く浅く様々なスポーツがあるので(サッカー、アメリカンフットボール、ラグビーなど)フットボールでは広義で解釈されてしまう為にサッカーという言葉が必要となるわけだ。
日本協会は便宜的に日本国内でのみ日本サッカー協会としているが、対外的には英語表記で、「Japan Football Association」としているらしい。なんだかずるい。
(協会名称に「サッカー」に当たる語を使用しているのはアメリカ、カナダなど4協会のみ)
日本にサッカーが伝えられたのは、1873年にイギリスのライメル・ジョーンズによってとされているが、諸説があり正確なことは解かっていない。
日本プロサッカーリーグ(通称Jリーグ)の発足は、1993年5月。
KINGカズが独特のヘアースタイルで踊っていたのはまだ記憶に新しいのではないだろうか。
そして!ドーハの悲劇を経て、FIFAワールドカップに初出場したのは、1998年にフランスで開催された第16回大会から。あの時の感動は今も薄れていない。
そしてプロリーグ発足から約20年。
奇跡のような、事件とも言える快挙のニュースが発表された。
世界最高級のビッグクラブ、マンチェスターユナイテッドに日本人が入団したのだ。
香川 真司(かがわ しんじ)選手である。
この通称マンU何がすごいかというと、ウェイン・ルーニー、クリスティアーノ・ロナウド、ベッカム、カントナ、ボビーチャールトン、ジョージベストである。
サッカーは知らなくてもこのうち一人くらいは聞いたことがあるのでないだろうか。
特にデービット・ベッカム。
彼はユースからの生え抜きで世界一にも貢献した。
これらすべての選手が所属したのがマンチェスターユナイテッドだ。
更に驚くことに、香川選手に言わせれば、「本当はバルセロナがいいけど・・・」
どんだけ贅沢なんだよ!
タメ口失礼。
これからたくさんの日本人が続々と海外に渡っていくことだろう。
そして、サッカーが生活の一部になったときには、「フットボール」が定着するのかな。
でも個人的には「サッカー」って響き嫌いじゃないけど。
たいたん - 2020年11月22日, 4:21 PM
そうなんですか