「言い出しっぺ」 の由来
どこぞの方言のような響きが田舎臭さを感じさせる
「言い出しっぺ」
悪いのはこの「ぺ」なのは間違いない。
由来なんてあるのかな?と調べてみたら「言い出しっぺ」の「ぺ」は、もともと言い出し屁(いいだしべ)だったというのだ。
このちょとだけ臭い話は、根拠と統計に基づいているようで、「無実を最初に言い始めた人が犯人であることが多い」という先人達の築き上げてきた歴史が見事に反映されているというのです。
それは実例として「臭い」と言い始めた人が往々にして放屁していることが多いということ。
確かにおならって恥ずかしいし、でも臭うから他人にばれてしまうし、それなら最初に「誰だ??」と話を振ってしまって、とぼけてしまう人・・けっこういますよね。
密室の車の中の子供の屁とか最悪ですよね。一気に窓全開。
これが転じ、何事も最初に言い出した人がそれをするはめになることを言うようになり、そういった会話の中で使われる言葉となったというのです。
地域によってはこの意味でも「言い出しべ」のままである場合があるとのこと。
それでも世間では言いやすいし可愛らしいから「言い出しっぺ」と変化させて活用しているケースが多いのではないでしょうか。
カトちゃんが「ぺ」なのとおんなじ。
「おれは絶対やらないぞ!」
「おまえやらないの?じゃあおれやろうかな。」
「いいや俺がやるよ」
「・・・じゃあおれがやるよ。」・・・
「どうぞどうぞどうぞ!」」
このやりとり分かりますか?
これはダチョウ倶楽部のお約束コント。
これがなぜ受けるのかと考えてみたら、確かに日本人ぽいんですよね。
実際にあるというよりは、日本人の心情や行動をうまく捉えて描写している気がします。
これ、誰が呼んだか「言いだしっぺの法則」というらしいんです。
今日のテーマにピッタリ。
簡単に言えば、面倒ごとを他人に擦り付けるために考案された法則。
それでも誰かが言わなきゃ始まらないのがよの常。
「言いだしっぺ」と「リーダーシップ」は似ているなんて意見もネットの中には落ちていました。
確かにイントネーションも似ていないこともない?
日本てお互いに本音をぶつけて討論するとか苦手な民族だから、だいたいは口を開いた人の意向に沿って話を進められてしまうこと・・・多くないですか?
先日もある会合に参加したら、誰かが酒飲みのHさんに熱い話を吹っかけたものでもう大変、くどくどくどくど延々・・・二時間。
結局は思いはみんな一緒だったようで、Hさんを強制帰宅させてその後有志10名ほどで会の改革についての話で盛り上がりました。
完全にHさんは悪者になってしまったのですが、そのままでいいと強く主張していた彼に言い出しっぺのYさんが話を吹っかけなかったらそのような時間にはなりませんでした。
初めて参加した私に「驚いたでしょ?」なんて気を遣って言ってくれた方もありましたが、
自分としては、そんなに腹割って話せるなら有意義な会になるんじゃないかな、なんて思ったものです。
そして結果としては「面倒ごとをみんなで分かち合う」ことになりました。
それが理想の形ではないでしょうか。
最近の政治用語で「梯子をはずす」ってのがあります。
私はあの表現が嫌いです。
陥れて自分が上に立つ。
日本の政治も落ちたものです。
お互いに助け合い世間を国を良くしていこうそれが政治の進むべき道でしょう。
「大臣」なんて肩書き、今では「裏で悪いことしました」くらいにしか見えないのは私だけでしょうか?
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